Nordic Lifestyle Design
 

a quiet day

 

 a quiet dayは、2015年12月から始まったNordic Lifestyle Marketの開催に合わせて、年4回、現地北欧でインタビューをしてデザイン・編集している約60ページにまとめた北欧ライフスタイルマガジンです。
 このマガジンでインタビューしている人たちは、特別、北欧で有名な方ばかりというわけではありません。けれど、自分の可能性やクリエイティビティを信じて生きている人たち、またそういう姿にインスピレーションを受けた人たちにフォーカスを当てています。 取材先とインタビュアーという、役割に特化した関係性ではなく、時には一緒に食事をし、会話を重ね、企画アイデアを出し合いお互いに影響を与え合いながら一緒にマガジンを作ります。
 ある映画で「人生の最高の出来事は、人と出会い、深く知り合うことだ。」という言葉を見かけました。このマガジンを作っていると、そんなことを実感できます。 全てのきっかけは、このマガジンなのです。マガジンもプロダクトも、あなたの遠い過去と今を繋ぐような「記憶の交差点」のようになればいいなと思います。 そしてそれらがあなたの手に渡り、そこから新たなストーリーが始まることを期待しています。

Our plan is to keep Exploring/All the Way to Paris All the Way to ParisのPetraとの出会いは、コペンハーゲンに滞在していたある日、知人のスウェーデン人デザイナーに「コペンハーゲンにある"All the Way to Paris"というデザインスタジオを知っているか?」と聞かれ、訪ねたのが最初のきっかけだった。read more

Our plan is to keep Exploring/All the Way to Paris

All the Way to ParisのPetraとの出会いは、コペンハーゲンに滞在していたある日、知人のスウェーデン人デザイナーに「コペンハーゲンにある"All the Way to Paris"というデザインスタジオを知っているか?」と聞かれ、訪ねたのが最初のきっかけだった。read more


Way of return to the nature/Sarah Oakman Oh Oakのプロダクトに出会ったのは、コペンハーゲンのインテリアショップFinderiだった。まばらに付けられた独特の釉薬の色合いはとても自然に感じられ、実際に使ってみると食材や飲み物の色とのコンビネーション、光の反射によるコントラストで陶器の印象に変化を起こした。感情に訴えかけるプロダクトを作る彼女のクラフトマンシップを探ってみたいと思う。read more

Way of return to the nature/Sarah Oakman

Oh Oakのプロダクトに出会ったのは、コペンハーゲンのインテリアショップFinderiだった。まばらに付けられた独特の釉薬の色合いはとても自然に感じられ、実際に使ってみると食材や飲み物の色とのコンビネーション、光の反射によるコントラストで陶器の印象に変化を起こした。感情に訴えかけるプロダクトを作る彼女のクラフトマンシップを探ってみたいと思う。read more


運命が導かれたヒップなロースター達のお話/Stockholm Roast コーヒー先進国と言われている北欧諸国。中でもスウェーデンでは"FIKA"という言葉があるように暮らしの中にコーヒーというものが溶け込んでいる印象がある。世界的なサードウェーブコーヒーブームと一線を画すマイクロコーヒーロースターStockholm Roastに出会った2016年2月のある日のストーリー。read more

運命が導かれたヒップなロースター達のお話/Stockholm Roast

コーヒー先進国と言われている北欧諸国。中でもスウェーデンでは"FIKA"という言葉があるように暮らしの中にコーヒーというものが溶け込んでいる印象がある。世界的なサードウェーブコーヒーブームと一線を画すマイクロコーヒーロースターStockholm Roastに出会った2016年2月のある日のストーリー。read more


Act local, Think global/Jacob Kampp Berliner コペンハーゲンで注目を集めている1階がカフェで2階が一組だけ宿泊できるホテルの「CENTRAL HOTEL & CAFÉ 」をはじめ、「GRANOLA」アパレルブランド「SOULLAND」、レコードレーベル「FAKE DIAMOND RECORDS」やスウェーデンのストックホルムのアートギャラリー「GALLERY STEINSLAND BERLINER」などを仕掛けているJACOB KAMPP BERLINER。read more

Act local, Think global/Jacob Kampp Berliner

コペンハーゲンで注目を集めている1階がカフェで2階が一組だけ宿泊できるホテルの「CENTRAL HOTEL & CAFÉ 」をはじめ、「GRANOLA」アパレルブランド「SOULLAND」、レコードレーベル「FAKE DIAMOND RECORDS」やスウェーデンのストックホルムのアートギャラリー「GALLERY STEINSLAND BERLINER」などを仕掛けているJACOB KAMPP BERLINER。read more


My child home/Josephine Ilmi Johansen 私の父親もアートやデンマークのデザインファーニチャーのコレクターでオークションに出していたりしたから、いつも家の中のインテリアがよく変わってたのを目にしていたのよ。read more

My child home/Josephine Ilmi Johansen

私の父親もアートやデンマークのデザインファーニチャーのコレクターでオークションに出していたりしたから、いつも家の中のインテリアがよく変わってたのを目にしていたのよ。read more


Hurry slowly/Elisabeth Stray Pedersen オスロから南西に電車で30分行った所にあるDrammen。入江の近くに山がある光景はフィヨルドを思わせる。この地形を活かし、古くから造船業などが栄えていたこともあり、この辺一帯は、工場などが立ち並ぶ静かなエリア。ノルウェーのファッションデザイナーのElisabethとは、はじめはオスロで会って話をしようとしていたけれど、思い切ってこの場所まで来て良かった。今、ノルウェーファッションを劇的に面白くしている彼女に話を聞いてみた。read more

Hurry slowly/Elisabeth Stray Pedersen

オスロから南西に電車で30分行った所にあるDrammen。入江の近くに山がある光景はフィヨルドを思わせる。この地形を活かし、古くから造船業などが栄えていたこともあり、この辺一帯は、工場などが立ち並ぶ静かなエリア。ノルウェーのファッションデザイナーのElisabethとは、はじめはオスロで会って話をしようとしていたけれど、思い切ってこの場所まで来て良かった。今、ノルウェーファッションを劇的に面白くしている彼女に話を聞いてみた。read more


アルヴァ・アアルトの隠し扉/AALTO HOUSE 暮らしの中で、どうしても現実逃避したくなる時だってあるだろう。それは世界的に有名な北欧デザインの巨匠だって同じこと。時に強く、影響力がある人だからこそ、しなやかさや逃げ場をちゃんと用意しているのかもしれない。あなたは日常に一息つく隠れ家をお持ちだろうか。read more

アルヴァ・アアルトの隠し扉/AALTO HOUSE

暮らしの中で、どうしても現実逃避したくなる時だってあるだろう。それは世界的に有名な北欧デザインの巨匠だって同じこと。時に強く、影響力がある人だからこそ、しなやかさや逃げ場をちゃんと用意しているのかもしれない。あなたは日常に一息つく隠れ家をお持ちだろうか。read more


I'm the boss of my own life/Christian Rygaard Christian Rygaardと出会ったのは、秋に入りかけた嵐のような雨が降るコペンハーゲンだった。 コーヒーとアナログレコードを扱うSort Kaffe & Vinylは、コーヒー先進国でもあるコペンハーゲンでも異色な存在。ここを立ち上げた寡黙なChristianは、もともと保育園の先生だったキャリアからシフトチェンジして、この場所でこのショップを始めた。プレイヤーから流れるアナログレコードの音と雨音が混ざる中、彼の想いを聞いてみた。read more

I'm the boss of my own life/Christian Rygaard

Christian Rygaardと出会ったのは、秋に入りかけた嵐のような雨が降るコペンハーゲンだった。
コーヒーとアナログレコードを扱うSort Kaffe & Vinylは、コーヒー先進国でもあるコペンハーゲンでも異色な存在。ここを立ち上げた寡黙なChristianは、もともと保育園の先生だったキャリアからシフトチェンジして、この場所でこのショップを始めた。プレイヤーから流れるアナログレコードの音と雨音が混ざる中、彼の想いを聞いてみた。read more


TIVOLIのあかり デンマークを旅していると、オレンジ色の「あかり」や光に遭遇することが非常に多い。夏は長く延びた夕陽の色。冬は手元に灯されたキャンドルだろうか。ここはデンマークの首都コペンハーゲン。その玄関口のコペンハーゲン中央駅の近くにあるチボリ公園はデンマークで一番有名な観光地といっても過言ではない。チボリ公園もご多分に漏れず、このオレンジ色をベースとした「あかり」が灯る。ここに行けば、そのオレンジ色の「あかり」の意味が分かるのではないだろうか。read more

TIVOLIのあかり

デンマークを旅していると、オレンジ色の「あかり」や光に遭遇することが非常に多い。夏は長く延びた夕陽の色。冬は手元に灯されたキャンドルだろうか。ここはデンマークの首都コペンハーゲン。その玄関口のコペンハーゲン中央駅の近くにあるチボリ公園はデンマークで一番有名な観光地といっても過言ではない。チボリ公園もご多分に漏れず、このオレンジ色をベースとした「あかり」が灯る。ここに行けば、そのオレンジ色の「あかり」の意味が分かるのではないだろうか。read more


 


Stockholm Roast

運命が導かれたヒップなロースター達のお話

コーヒー先進国と言われている北欧諸国。
中でもスウェーデンでは"Fika"という言葉があるように
暮らしの中にコーヒーというものが溶け込んでいる印象がある。
世界的なサードウェーブコーヒーブームと一線を画すマイクロコーヒーロースターのStockholm Roastに出会った2016年2月のある日のストーリー。

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 ストックホルムのセトラルから車を南に走らせること30分。倉庫街のようなところにある小さなコーヒーロースターがある。Stockholm Roastと呼ばれるそのロースタリーは、ÖnerとJohanという二人のオーナーによって運営されている。とてもフレンドリーでファッショナブルな彼らが焙煎して、淹れてくれるコーヒーは驚くほどうまいんだ。

 彼らがこのStockholm Roastを始めた経緯は非常に運命的で、興味深い。ÖnerとJohanの二人がある日、自分たちで将来ロースターをやろう!と話していたことがあったそう。それまでそんな頻繁に会うような仲ではなかった二人が人生を変える誓いを立てた翌日、彼らのもとにある友人から運命を変える一本の電話がかかってきた。ロースターをやっているその友人が廃業を考えている、と。彼がやっていたロースターこそが、Stockholm Roastだった。もともとのオーナーはローストマシンをはじめとした様々な備品や豆など当時残っていたものすべてと、Stockholm RoastというブランドをまとめてÖnerとJohanに売却したいと。前日に熱い誓いを立てた二人は即答でその話を受ける。ブランド名はそのままに、ロゴやパッケージなどをリニューアルし、現在のStockholm Roastとなる。

CoffeeをドリップするÖner Kulbay

 話を彼らにロースタリーで会った日に戻そう。僕たちはコーヒー豆を仕入れるため、Roy Ayersがバックでかかっているその場所で、豆の特徴や焙煎方法、産地や生産者の話などを聞きながら彼らの淹れてくれたコーヒーをテイスティングをする。コーヒーカップではなく色と香りを確かめるため敢えてワイングラスで出された、透き通った薄い琥珀色のその飲み物は、コーヒー本来の豊かな香りがありながらも水のようにスーッとのどを通る。直感的に美味しいコーヒーとはこういうものなのだと感じる。当然僕らのテンションはマックスに達し、爆買いよろしく、大量に豆を仕入れてその場を後にした。

  「ローストマシンを買い換えるために、明日からオランダに行くんだ!」と言って握手し、その日は別れたÖnerから後日SMSがきた。「オランダは最高だよ。良いマシンを見つけて、ちょっと大きすぎるけど買っちまったぜ!」と。コーヒーにかける純粋な情熱が彼らを突き動かしているのだ。

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Stockholm Roastを特集しているライフスタイルマガジン a quiet day Season1はこちら

 


JACOB
KAMPP
BERLINER

I NEVER START OUT MAKING A BUSINESS PLAN OR A BUDGET, BUT KEEP FOCUS ON THE IDEA, THE FANTASY AND MY GUT FEELING.

コペンハーゲンで注目を集めている1階がカフェで2階が一組だけ宿泊できるホテルの「Central Hotel & Café 」をはじめ、「Granola」アパレルブランド「Soulland」、レコードレーベル「Fake Diamond Records」やスウェーデンのストックホルムのアートギャラリー「Gallery Steinsland Berliner」などを仕掛けているJACOB KAMPP BERLINER

今コペンハーゲンで一番面白いソーシャルアントレプレナーの彼に話を聞いてみた。

- 自己紹介をお願いします。
僕はソーシャルアントレプレナーで、かつ小さな規模のインベスターと言えると思うよ。

Central Hotel & Caféのコンセプトは何ですか?
あの場所(Central Hotel & Café )は長いこと持っていたんだ。小さな二階建てのスペースだね。まず、あの場所の一階の部分を“Verdens mindste kaffebar” (世界一小さいコーヒーショップという意味)と名付けコーヒーショップにして、二階部分に関しては僕のレコードレーベルFake Diamond Recordsの最初のとても小さなオフィスとなったんだ。Fake Diamond Recordsが大きなスペースに移ったときに、僕のthe Central Hotel & Café and the caféやGranolaのビジネスパートナーのLeifとあの二階建ての建物をコーヒーショップと小さなワンルームのホテルにしようと冗談を言い合っていたんだ。LeifはLars Von Trierなどのの映画のセットデザイナーとしてのバックグランドを持っていたから、一年ほどでそれを現実にしてしまったよ。

- なぜS-tog(電車)の駅からも遠い場所でカフェを始めたのですか?
僕らの近所だからさ。ここら辺に住んでいるし、ここら辺でビジネスをしているからね。僕は、ローカルであることを愛しているんだ。

- カフェを始めてこのエリアは何か変わりましたか?
そうだね。僕らのようなコーヒーショップというのは、ローカルコミュニティにおいては多々重要な役割を担うことがあると思う。それは、本当にローカルな雰囲気を感じることができる場所であると同時に、来ている人との関係も築くことができる場所でもあるのだから。

- このカフェを作るとき、どんなことに注意を払いましたか?
周りをビルに囲まれながらも、美しいクラフトマンシップをディテールに詰め込んだことかな。だからこのCentral Hotel & Caféは、常にたくさんの注目を集めてきたと思う。そこには、いつも写真を撮っている旅行者がいるし、世界中のライフスタイルやトラベルマガジンでそのユニークさゆえに取り上げられているんだ。

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- クリエイティブなスペースを作るとき、場所から計画する?それとも状況から?
アイディアによるよ。次のプロジェクトは古いガソリンスタンドにオーガニックハンバーガーショップを出すことなんだけど、重要なのはガソリンスタンドの本来のデザインとその建物へのリスペクトをもってアイディアを実現させて、創り上げていくことがだと思うんだ。

- なぜ様々なフィールドでチャレンジするの?あなたを突き動かすものは何ですか?
僕は大変だったり、最初から困難な状況というプロジェクトが好きなんだ。困難なプロジェクトを成功させるために、クリエイティブにならざるを得ない状況というものに惹かれるのだと思う。あと、僕らの全てのプロジェクトは「人」が本当に重要なんだ。自分をインスパイアしてくれる人と働くのが好きだし、そういったことは毎日を違ったものにしてくれると思う。

- 次はどんなプランがありますか?
ハンバーガーがまずあるし、Soulland(洋服ブランド)がCentral Hotel & Caféの横にオープンする。そのあとは、少し前に買ったフードトラックもあるんだ。将来的にはイノベーティブで、楽しくて、アートと音楽に関わる仕事をすることが目標かな。

- 一番興味深い都市はどこだと思う?
やっぱりコペンハーゲンかな。コペンハーゲンを自転車で回るのが最高さ。この街は自転車に本当に適している街さ。この街のいろんな場所を見て回るのが大好きなんだ。たとえば夏にはクリスチャニア、といった感じでね。

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©Amanda Hestehave

©Amanda Hestehave

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- どんなことからインスピレーションを受けているの?
僕の彼女、娘、友人たち、旅、本などすべての物事からインスピレーションを受けるよ。まずアイディアが浮かんで、それについて考えて、さらに熟考を重ねて、そのプロジェクトのインスピレーションとなるようなものを探求する、そして可能性があるビジネスパートナーやコラボレーターを探す。そのプロセスの間にもともとあったアイディアは形を柔軟に変えていくんだ。唯一不変なのはビジネスプランや予算から入らないということ。アイディアと、ファンタジー、そして自分の直感を信じるんだ。

- 北欧のライフスタイルが世界から注目を集めているけれど、何でだと思う?
北欧には過去100年くらいかけて発達していった何かファンタスティックなものがあると思う。民主的な価値観を維持しながらもそこに住む人々を丁寧に扱う、ローカルな強いつながりが発達して、それが今の北欧のデザインのベースに多大な影響を与えたと言えると思う。日本と北欧での共通点もたくさんあると思うよ。デザインにおける正直さやシンプルさとかね。

- あなたの“a quiet day”は?
娘とプレイグランドに行く「オフ」の時間や、スウェーデンの海沿いにあって自然にかこまれていて、「そこいる」ということ意外することがない何からも離れたサマーハウスにいくと、"a quiet day"を感じるよ。

- GASOLINE GRILLのコンセプトって何ですか?
僕らは長い間バーガーショップを開けるいい場所を探していたんだ。だから数年前に古いUPSのトラックを買ったのだけれど、リノベーションも本当にやったことがなかったんだ。それとクールじゃない古いガソリンスタンドもどうしたらいいのか迷っていたから、そのバーガーショップの場所として決めたんだよ。
コペンハーゲンにはたくさんとバーガーショップはあるんだけど、僕らが最初から望んでいたことは、品質のよい「肉」「野菜」そして「バーガーバンズ」だったんだ。だからその日に材料を仕入れてそれらを使っているよ。
オーガニックの野菜は地元から。スペシャルな”Gasoline sauce”は小さなソース会社から。そしてバーガーバンズは毎晩焼いている。
Gasoline Grillはシンプルに最高の食材を使ったグリルフードのポジションだね。

- 暮らしを良くするアイデアを教えて。
最終的に僕らはこの世界にいい場所を作るという責任があると思う。だからオーガニックバーガーショップというオプションを作って正しい選択をしてもらうようにしているんだ。次は、サイクリングチームでも始めようと思っているよ。− バーガー食べながらサイクリングしたりしてね。
個人的なレベルだと何かを達成することが暮らしをよりよく保つ秘訣かな。それは、sexからビジネスにいたるまでね。

 

       僕のフィロソフィーは、育ったローカルな場所にあったいくつかのヒッピーステッカーからインスパイアされていているんだ。それには、「Act Local, Think Global」とあってね。僕はそのステッカーについて、ニューヨークにいた2000年のはじめ頃まで、ほとんど忘れていてね。そんな時、あるやつがビジネスで新しいローカルをつくりたいと僕に言ったんだ。とても勇敢なやつだと思ったことを覚えてるな。当時、僕はその日暮らしの退屈な仕事をしていて、つまらないやつと働いたりで、そいつのために働くことは意味をなさないと理解したよ。だから、何かを学ぶことができる人や何か気づきを与えてくれる人と一緒に働きたいと思ったんだ。それで、僕は最初のビジネスを始めようとした時には、もうすでに3つのルールを決めていたんだ。

1)バカで退屈なやつとは仕事をしたくない
2)一緒に働く人たちは、ある意味、大家族なような感じで、お互いを大事にして、純粋にいい仕事を互いにする
3)ビジネスはローカルの仲間を作る一部であるべきで、それらの要素を含んでいるはずなんだ。

 これらのルールをすべて合わせて、それ以来、自分のローカルをつくろうと頑張っているんだ。そして、できる限りローカルにビジネスを起こしながらも、世界に向けてオープンマインド持ち、グローバルな視点で考えて、アクションを起こしているね。ローカルは本当に”ローカルな近所”という意味合いになりうるけど、僕にとってはもっとより大きくもなりうると思うんだ。地図上で特定する必要もないしね。それは別のローカルになるのかもしれないけど、あなたがいるエリアのために純粋に何かしているよね。

 

 大家族のためにということは、世界中の人々になるということ。バーチャルではなくフィジカルとして繋がれる人々だね。最初に世界一小さなコーヒーショップというとこで"Verdens mindset kaffebar"をオープンして、そこがすぐにローカルのコミュニティハウスになって多くの人たちに出会ったよ。それ以来、僕は好きな人たちとビジネスを作り続けているね。アイデアはビジネスだけでなく、世界にいいものを何かもたらしてくれるんじゃないかな。

 僕がやっている会社は様々で直接的な繋がりは通常はないんだけど、それらは同じコミュニティの一部になっているよ。つまり、それらはそれぞれのアイデンティティを作り上げて自立しているけれど、困った時に頼りになるし、助けてくれるよ。"Verdens mindset kaffebar"はCentral Hotel & Caféに今は変わり、その角にはSoullandのフラッグシップストアーが出来て、道路を挟んだ反対側にはSoullandのショールームとオフィスもある。道を下るとCafé Granolaも。レコードレーベルのFake Diamond Recordsはもう一つのレコードレーベルと合併して別の場所に移ってしまったんだけどね。コペンハーゲンの別のエリアには、カフェはCafe PixieにCafe Taxa、 Cafe Auto、レストランはOlsen + 3やバーガーショップのGasoline Grill、さらにスウェーデンには、アートギャラリーのGallery Steinsland Belinerもあるんだ。

 あなたのビジネスの周りにコミュニティを持つことは、ビジネスをより強くすることだけでなく、他の人がそこから飛び出して自分のビジネスを始めるのを手助けるんだ。コミュニティは家族を持つようなものだな。たくさんのエネルギーをそこに費やさなくてはいけないけど、同時にエネルギーもまた返ってくるさ。

 

Jacob Kampp Berlinerの書き下ろしコラムが編集してあるa quiet day Season5はこちら

 


JOSEPHINE
ILMI
JOHANSEN

WHAT IS VINTAGE?

デンマークの首都コペンハーゲンで目抜き通りの
ストロイエから一本裏道に入ったところにあるFinderiというインテリアショップ。
PR会社からキャリアチェンジしたオーナーJosephineとのエピソード
そしてヴィンテージとは何なのでしょうか?

デンマークの首都コペンハーゲンの観光地の目抜き通りストロイエから一本路地に入ったところに蔦の絡んだ建物にFinderi というインテリアショップがある。
ショップに近づくいていくと、ペットの犬と店主のJosephineが店前で雑誌を広げくつろいでいる。50 年代から60 年代のヴィンテージ品の陶器やガラス器を買付するために回っている旅だったが、そればかりみているのは、さすがにつまらないので、外から見てこれは新しいショップだと思い入ってみることにしてみた。


すると店内にはヴィンテージ品と思しき品々が。今まで見てきたフィンランドやスウェーデンのミッドセンチュリー期のヴィンテージ品に比べ、明るい色の陶器が多いことに気づかされる。陶器の他には、センスのいいラグの上にヴィンテージのソファチェアやグリーンの植物を綺麗にディスプレイして展示してあることに、ついつい見とれてしまった。すると外でくつろいでいた店主のJosephineが店内に入ってきたので、

「これは全てヴィンテージ品なの?」と聞いてみると「両方よ!」と教えてもらった。

彼女は、もともとPR会社に就職し働いていたが、無類のヴィンテージ好きで休みがあるとコペンハーゲンの街にあるアンティークショップや蚤の市を回るようになったそう。

「あまりにも好きすぎて、自分でお店を持つことになったのよ!それも3か月前に決まったの!ねえ。これってすごくエキサイティングでしょ?」そんなヴィンテージ好きのJosephineに勧めてもらったのが、Søholmのフラワーベース。マット部分としっかりと釉薬が施されている部分があり、様々な表情を見せてくれる一品。

 

Finderiはあまりにも空間が自然にコーディネートされていて、どれがヴィンテージ品でどれが新しいアーティストのモノなのか、とてもじゃないが区別がつかない。
北欧のヴィンテージはあくまで外から見た概念なだけで、そこには" ただモノとしていいモノ" という空気感しかなく1 点 1 点のモノがお互いを引き立てあっていている状況がある。そしてそこには境界線を感じさせない。

そう、だから本当はヴィンテージ品なんてないのかもしれない。
このフラワーベースはモノとしてもいいが、これらのストーリーが込められている。
そう簡単には手放すことは出来なさそうだ。

- 普段の仕事をする時にどんなことからインスピレーションを受ける?
良い質問だね。多分その答えの鍵になるのは「child home」にあると思うの。私の父親もアートやデンマークのデザインファーニチャーのコレクターでオークションに出していたりしたから、いつも家の中のインテリアがよく変わってたのを目にしていたのよ。あとはデザインミュージアムに行くことやホームスタイリストやデザイナーなどのinstagramをリサーチするわね。映画を観たり、クールなレストランに行くことも心がけているしね。そこでどんな風にデコレートしているのか、どんなインテリアの組み合わせをしているかに気をつけてる。
でもね、いくら色々なものを見てインスピレーションを受けていても、引っ越しなどで自分でインテリアをデコレートした時、どうしても子供の頃に経験した親のインテリアのチョイスと同じテイストなのよ。こんなことってある?

- いつからインテリアショップのオーナーになりたかったの?
高校生の時からかな。そのことを当時友達にいった時は、「冗談でしょ!?」って流されたけど、10年後に実際に実現しちゃったからね。でもその後に務めた広告会社にいたことを考えるとコーポレートマインドでは蚤の市のトレジャーハンティングで良いものを見つけられないと思うわ。

- プライベートのコレクションとFinderiのモノの違いはある?
プライベートのモノの方がもっと明るくてカラフルかも。アートもプライベートの方がたくさんディスプレイしているし。
ほら、今ちょうどキッチの棚をつくっているのよ。Finderiに置いているから、お客さんが時々「これはいくら?」なんて聞いてくるの。そんな時は「あーごめんなさい。もう売れちゃって。」って言っているのよ。私が買ったものなんだけどね。
Finderiのモノはもっとインダストリアルなデザインのインテリアが多いかな。黒いインテリアなんかも多いしね。

- 今後はどんなことをやっていこうと考えている?
そうね。Finderiに関しては新たにショールームなんかをやってみようと思っているのよ。ちょっと離れたØsterbroが良いかな。セントラルから離れているから賃料も安いしね。あとはオンラインショップね。それに今Finderiの他にエディターもやっているからこれを発展させてインテリアのコンサルティングもやってみたいと思ってるんだ。

 

Josephine Ilmi Johansenの最新のインタビューが掲載されているa quiet day Season4はこちら

 
 
 

Christian Rygaard

I'm the boss of my own life

Christian Rygaardと出会ったのは、秋に入りかけた嵐のような雨が降るコペンハーゲンだった。
コーヒーとアナログレコードを扱うSort Kaffe & Vinylは、コーヒー先進国でもあるコペンハーゲンでも異色な存在。ここを立ち上げた寡黙なChristianは、もともと保育園の先生だったキャリアからシフトチェンジして、この場所でこのショップを始めた。プレイヤーから流れるアナログレコードの音と雨音が混ざる中、彼の想いを聞いてみた。

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- 自己紹介をお願いします。
Christian Rygaardです。デンマークの首都コペンハーゲンにあるコーヒーと小さなレコードを扱うSort Kaffe & Vinylというショップのオーナーで、ショップの全てのことをやっています。コーヒーを作ったり、レコードを注文したり、会計や掃除もね。

- どうしてカフェとレコードをミックスさせたの?コンセプトを教えてください。
ショップをオープンさせた2006年当時は、世界的にレコードの売り上げが落ちていたんだ。だから色々なところでレコードショップが閉店していたのだけど、アーティストの中には、まだ最高のサウンドをレコードでリリースしようと頑張っている人がいてね。だから僕はレコードだけのショップをオープンしたかったんだけど、アナログレコードだけを売って生計は立てられないだろうとみんなから言われてさ。時を同じくして、コペンハーゲンの人たちが質の高いコーヒーに興味を持ち始めていたけれど、ほとんどのカフェの出すコーヒーが酷くてね。だから、素晴らしいコーヒーと小さいけれどセレクトされたアナログレコードを合わせるアイデアを思いついたんだ。僕の希望は、この2つのコンビネーションで全く新しい購買体験を創り出すことかな。

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- そういえば、ここにはWi-Fiがないけれど、どうしてですか?
Wi-Fiがあるカフェはオフィスのような空間になってしまうよね。一日中ヘッドホンしてラップトップを眺めて座るみたいな感じで、カフェの雰囲気じゃなくなるような。僕はそういう感じではなくて、みんなが音楽や政治や様々なことを、顔を見合わせて話せるショップにしたかったんだ。だから、インターネットを持たないことに決めたし、そのことを後悔してない。僕のショップに来れば、レコードを眺めたりコーヒーを飲んだり、誰かとしゃべったり、たとえ初対面の人でもね。ラップトップを持った学生でいっぱいになることはないし、自分の黙々と自分の小さな空想に浸っているよ。これは僕のショップのユニークなところだね。

- あなたにとって「クラフト」ってどんなことだと思う?
僕はアーティストではないけれど、美味しいコーヒーを淹れることについては、クラフトマンシップのこだわりがあるよ。ベストなエスプレッソショットを淹れるために、そうだね、例えばコーヒー豆の種類、豆の挽き方、水、温度、抽出圧など様々なパラメーターを知っておくことなどかな。 また、もしその方法が違っていた時、どうすべきかも熟知しておくことが大事だね。

- キャリアを何回も変えているけれど、それはなぜ?
やっぱり僕は、自分の人生のボスになりたかったし、以前にはなかったもの、新しいものを創りたかったこともあってキャリアを変えて、ショップのオーナーとしてスタートしたんだ。たくさんの仕事があるから週に約60時間働いているけれど、とても充実した仕事です。

- 普段の暮らしをより良くする小さなアイデアを教えてください。
毎日をより良くする要素は、やっぱりコーヒーと音楽だね。ダブルエスプレッソを飲むことと新しい好きなレコードを聞くことは、僕にとってのハッピーになる習慣だよ。

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- どんなことからインスピレーションを受けてますか?
毎日お店などで出会う人たちや、毎週リリースされる新しい音楽からインスピレーションを得ているかな。そこでみんなと音楽について話すことからは、とてもインスピレーションを得られているね。

- 次のプランを教えてください。
地元のライバルが増えている中で、ショップを長く続けることかな。あと、小さなbarをオープンするためにコペンハーゲンで場所を探しているんだ。出来ればVesterbroがいいんだけど。オリエントでロックな音楽と最高のワインとカクテル、そしてcosyな雰囲気のコンセプトでね。

- そうそう。最後にこのランプについて教えてもらえる?すごくいいなと思って。
ああ、窓側にあるランプは、デザイナーのJohannes Hammersborgが1960年代にデンマークのランプ会社Fog & Mørup社でデザインしたランプだったはずだよ。

 

Christian Rygaardのインタビューが掲載されているa quiet day Season4はこちら

 
 
 

AALTO HOUSE

アルヴァ・アアルトの隠し扉

暮らしの中で、どうしても現実逃避したくなる時だってあるだろう。それは世界的に有名な北欧デザインの巨匠だって同じこと。時に強く、影響力がある人だからこそ、しなやかさや逃げ場をちゃんと用意しているのかもしれない。あなたは日常に一息つく隠れ家をお持ちだろうか。

 デンマークの家具デザイナーのアルネヤコブセン、スカンジナビアデザインの女王と言われているノルウェーのグレタ・プリッツ・キッテルセン、グラフィックから陶器、家具に至る様々なジャンルにまたがりスウェーデンデザインの哲学に多大なる影響を与えたオーレ・エクセル。

 言わずと知れた名だたるデザインの巨匠達が活躍した1950年代から1960年代のミッドセンチュリー期だが、北欧デザイン全盛期のこの時代を語るには、フィンランドを代表する建築家であり、デザイナーのアルヴァ・アアルトの存在を忘れるわけにはいかないだろう。

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 首都ヘルシンキから30分ほどバスやトラムで北上した閑静な住宅街の中に、彼が過ごした自邸が今もなおThe aalto houseというミュージアムとして残されている。自宅兼仕事場として使われていたこの家は、空間を隔てる仕切りは必要最低限で、屋内のちょっとした高低差をつけることで、仕事場と自宅との空間を分けている。そして、長く暗い冬にもしっかりと光を取り込むことができるように要所要所に大きな窓も据え付けられている。

 室内には、彼がデザインしたプロダクトだけではなく、デンマークのルイスポールセンでポールヘニングセンがデザインしたPHランプやペーパーランプなどの北欧各国のデザインがちりばめられている。そのほか、キッチン脇のプライベートスペースには、日本の家具の機能美からインスパイアを受けたシェルフがあったりもする。アアルトは書籍などから日本の家具の機能美を學び、賞賛していたようだったが、彼は生涯の内、一度も日本の地へ足を踏み入れることはなかった。

 注意深くこの家の細部に目を向けてみると、壁とドアのノブが微妙に噛み合っておらず、壁に大きな傷あとが残っているのを見つけることは容易だろう。先にあげた日本からインスパイアされた家具を実験的に作って使っていたことでも分かるように、この家は、ただの生活空間として使われているだけでなく、アアルトのいわばラボラトリーのような位置付けでもあったことが伺える。

 けれど、仕事と暮らしの境なく生活していたアアルトもやっぱりそこは一人の人。彼の仕事場には一つのハシゴとその先には庭を見渡せるバルコニーへと続く、いわば「隠し扉」のようなものがあり、会いたくない客人や仕事の話をしなければならない時にこのハシゴを駆け上がり、バルコニーで一息いれていたというエピソードはとても有名な話だ。

 この家の建築・設計に自らが携わっていた訳だが、”嫌なこと、気の進まないことからは人間誰しもが逃げ出したい”という普遍的で、HUMANITYの部分を決して忘れることなくデザインに反映する。この部分があるからこそ、半世紀以上、経ってもなお愛されるデザイナーの一人なのだろう。

 

アルヴァ・アアルトの隠し扉が掲載されているa quiet day Season4はこちらから

 
 
 

Tonje Fagerheim

This cafe is full of nostalgia

ノルウェーの首都オスロは、様々なコーヒーロースターやコーヒーショップが点在する世界的に美味しいコーヒーが飲める場所の一つ。その中でもGrünerløkkaという中心部から少し離れ小さいお店が集まるエリアで、独特な世界観を演出しているヴィンテージショップ兼カフェのRetrolykke kaffebarがある。ノルウェーのポップなカラーが溢れる店内は、カフェなのかヴィンテージショップなのか、その境すら分からない。このショップオーナーのTonjeさんにお店を作ったきっかけ、Good Communicationについて話を聞いてみた。

 

- あなたはどんなことをしていますか?

私はノルウェーの首都オスロでRetrolykke kaffebarを経営するトーニェ・ファーゲルハイムです。ノルウェー最大手のファイナンス会社で年金・投資アドバイザーとして16年間働いていました。2014年に夢を叶えようと決意し、自分が見つけてきたデザインを売るヴィンテージショップを、バリスタだった友人と一緒にオープンしました。それからしばらくして、友人は経営から離れ、ここ過去2年間は、私一人で運営することに。 

店は、誰もが歓迎され、入りやすいような、色鮮やかなオアシスのような場所です。子ども時代を思い出し、コーヒー1杯とワッフルのある時間を楽しめるような。ここは、素敵な笑顔とちょっとした会話が溢れた場所。もし必要であれば、心地よい抱擁もね。 

- どうしてヴィンテージショップとカフェを一緒にしたの?

オスロの素晴らしいエリアは、今やどこも大規模な店やコーヒーチェーンばかりとなってしまいました。私は、スカンジナヴィアのミッドセンチュリーデザインに夢中です。コーヒーとケーキもね。だから、ヴィンテージショップとカフェを共同運営しようという流れは自然なものでした。コーヒーを飲みに来たお客さんの多くは、自分の家にどういうヴィンテージが必要かをわかっていることが多いです。ヴィンテージを購入した人は、お店を出る前にコーヒーを1杯買っていくこともよくあります。なによりも最高なことは、レトロリッケに来る人はいい人ばかりということ。ただのお店だけだったら、カフェのようなここまでパーソナルで居心地のいい空間は作ることができなかったでしょうね。 

- どんなことからインスピレーションを受けてますか?

家族、常連客、スタッフは、私に毎日、世界でも最高級のインスピレーションを与えてくれます。自分がつくった空間が、喜び、新しい友人、つながりをつくりだしていると体感すること。以前よりも多くの人が、ヴィンテージを自分のために、そして友人や家族へのプレゼントとして選ぶことからも、インスピレーションを得ます。環境を気にする傾向が高まってきていること、消費者の間で正しい買い物をすることがどれだけ大事かという意識が強まってきていることも気になりますね。

- Good Communicationのために必要なことは?

良いコミュニケーションとは、相手に耳を傾けること。相手に十分な時間を与えること。話している相手を見つめること。そして、笑顔。 

誰もが話を聞いてもらいたいと思っています。でも、聞く能力をもっている人は少なかったりします。レトロリッケは、入店した人が、これまで経験したことや昔話を共有する場所。レトロリッケはノスタルジーで溢れています。ここで働く私たちにとって大切なことは、時間をかけてお客様の話に耳を傾けること。この、多忙で、高度なテクノロジーに溢れた日常の中でね。今は、だれもがイヤフォンで音楽を聞いて、スマートフォンに向かって目を下に向けているわね。だからこそ、誰かが、あなたの目をみて、歓迎することが必要なの。あなたの名前や、あなたが前回何を買ったか覚えていることも大事。だからレトロリッケでは、機械の流れ作業のようなおもてなしは、しないわ。

- 暮らしをよりよくするアイデアは何かありますか?

誰かにとって、私は今日、意味のある存在でいられるようにありたいと思っています。今日、だれかを喜ばせたい。それができたら、私の1日は、きっといい日になるわ。

- 次のプランは何かありますか?

Retrolykkeをここ数週間でより空間が広い場所、セントラルに近い場所に引っ越しさせます。あとオンラインでスカンジナビアデザインを世界に発信し、販売できるようにウェブをつくる時間を持ちたいですね。Retrolykkeは、またNorwegian Modernという大きなミッドセンチュリーデザインフェアをアレンジしています。9月の最初の週に開催するイベントです。16ものオスロのヴィンテージショップが集まりますよ。

 

Tonje Fagerheimのインタビューが掲載されているa quiet day Season3はこちら

 
 

Papirøen

北欧から考える都市の食と風景

印刷・紙の保管庫としてその役割を担っていた古い工場跡地をリノベーションして、そこに人が集まる”食”に関する状況を作る。このように古くなって使われなくなった場所に価値を加えて新しいイノベーションを起こしていくことは、今や世界各国、至るところで行われています。ただここのPaper Islandは、そこで空間を一緒に作り上げている食の起業家たちの関わり方、シェアに対する考え方がとてもユニークなのです。

 
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 かつて都市の中のコミューンであったChristianiaから徒歩約5分ほどのところに、Paper Island(Papirøen)といわれる島がある。運河に囲まれたこの島は、政府の情報や資料などを印刷するための工場、そしてそれらを保管しておく倉庫群として古くから活用されていた。運河沿いに工場や保管庫があるのは、その当時、船舶を使った物流がメインであったためだ。

 しかし時代は移り代わり、情報媒体も紙からデジタルへ進行していくと、その場所の役割自体も次第に薄れてきてしまう。そこでこの島の活用に目をつけたのが、コペンハーゲン市と建築家・ステートアーキテクター。彼らは”食”、特にストリートフードやファッションカルチャーで島を再活用しようと動いた。

 時を同じくして、コペンハーゲンのNOMAというレストランが世界一のレストランに選ばれた時期でもあり、政府としても”食”に関する起業家を増やして支援していきたいという背景があったそう。ただ食で起業をするとなると、施設費用、人件費、広告宣伝費などと費用がかさんでしまうのが常。この課題に注目し、費用の多くを占める場所をシェアすることにより、施設費用の圧縮ができるほか、同じ空間をシェアすることで宣伝効果も期待できる。そうしてPaper Islandに生まれたのがCopenhagen Street Foodなのだ。

 Copenhagen Street Foodを目指し、Paper Islandの敷地に入ると目に入ってくるのが、HENRIK VIBSKOVというファッションブランドのガレージセール。色鮮やかでファッショナブルなそのブランドは、長年著名なファッションデザイナーがあまり生まれてこなかったデンマークにおいて、ファッションシーンを牽引している一つのアパレルブランドである。ガレージセールを通り抜けると、倉庫群の前の屋外で食事や会話を楽しむ人だかりを見つけることができるだろう。

 そう、ここがPaper Islandに期間限定で、常設されているCopenhagen Street Foodという空間だ。中に入るとは所狭しとフードカートが立ち並び、メキシコ料理やイタリア料理、韓国料理に日本料理、クラフトビール、デザートにもってこいのジェラートなどもあり、モットーでもある"Genuine, honest and aesthetic"を体験できる空間になっている。

 ここで出店している”食”の起業家たちは、2つの権利を手に入れることができる。一つは施設費用をシェアできるということ。そしてもう一つが、このPaper Islandの活用方法について意見できるというもの。期間限定のCopenhagne Street Foodの終了後のPaper Islandの活用方法について、自身の特技や価値を提供することも可能なのだ。自分の取り分だけを考えるというマインドではなく、主体的・自律的に街づくりに参加し価値を還元していく姿こそが、本当のシェアのあり方なのかもしれない。
 このようにコペンハーゲンは、場所を食のキュレーションによって再活用してきた。形や表現は違えど、この美味しい本質的な料理を食べたいという欲求は、世界で同時多発的に起きている。食べるものが人をつくり、その人々が都市をつくるとするならば、その情報や状況のコンセプトやストーリーが美味しい本質的な料理と合わさることで、いち都市の風景として馴染んでいけるようになっていくのだろう。

 

PapirøenやCopenhagen Street Foodのコラムが掲載されているa quiet day Season2はこちら

 
 
 

FREESE COFFEE

贅沢な空間と時間

もう既に閉業となってしまったこのお店を取りあげるのは、いかがなものか。そんな想いがないといったら嘘になるけれど、ここでの会話、そしてそれらを促す空間作りやこだわりなどはどうしてもフォーカスをあてたいポイントの一つ。

あなたは、大切な時間をどこで過ごしますか?

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 フィンランドの首都ヘルシンキの観光シンボルともなっているテンペリアウキオ教会、通称rock church。英訳が意味するように、氷河期の時代から残る固い岩をくり抜いて作った教会で有名。内部の空間はむき出しになった岩にパイプオルガンがぶら下がっているほか、ステージから全体に外光が入るように設計された建築となっている。この教会にインスパイアを受けるアーティストやデザイナーも多いのだが、彼らもきっと通ったであろう教会の近くにあったコーヒーショップFreese Coffeeがこの話の舞台。

 フィンランドの首都ヘルシンキに1年に一度だけ会う友人がいる。会う時はいつも、北欧デザインの最新トレンド、東京の現状そして互いに一年間考えていることなど、話題にはこと足らず、いつも新鮮な気づきを与えてくれる。だから、友人なんて恐れ多く、メンターといった方が適切なのかもしれない。

 その人に「最近見つけたチョッといいカフェがあるからそこでコーヒーを飲みながら話そう。」と連れられて来たのが、このFreese Coffee。いわゆる今、世界的にブームとなっているサードウェーブ系のコーヒーを扱うコーヒーショップだ。その当時は、週末にしかコーヒーショップとして開店していなかったこのお店。それもそのはず、オーナーのKalle Freeseさんはバリスタとしてお店に立っている当時、まだヘルシンキ大学に通っていた学生だったからだそう。

 サーブされたコーヒーは、ご多分に漏れず酸味の強くて後味すっきりのコーヒー。その美味しさも去ることながら、店内を見渡すと、ひときわ目立つオーク材で統一されたオーダーメードの家具やブックシェルが目に止まる。

 セレクトされている食器やカトラリーがいたるところにある店内は決して広いとは言えないが、空間作りにおいても一見の価値がある。この家具について聞いてみると、.TABIANというヘルシンキのローカルで活躍してる工務店が全て作ったのだという。

 オーナーは、唯一お店が開店する週末に、同じテーブルを囲んですわる見知らぬ人とコーヒー片手におしゃべりできる美しい空間とシンプルで美味しいコーヒーをみんなが飲める週末にしたいという想いから、このスペースを考えていったそう。特にお気に入りなのが、もともとの建物の構造の高い天井と窓、そしてチェック柄のタイル張りの床。

 いま最新のトレンドの北欧デザインを散りばめた空間作りをするのではなく、そもそもどういう空間や状況を作っていきたいかをイメージし、そこからその店の雰囲気に合ったモノを作ったりセレクトすることが本当の意味での、心地よい空間づくりなのではないのだろうか。

セレクトされたモノがある空間。
オーダーメードの家具。
美味しいコーヒー。
一年ぶりの会話。

これを「贅沢」と言わずして、何を「贅沢」というのであろうか。

 

FREESE COFFEEのコラムが掲載されているa quiet day Season3はこちらから

 

Mathias Swinge

Welcome to my world

本当なら彼が以前住んでいたLundに行く予定だったけれど、彼がLundにいなければ、しょうがない。コペンハーゲンから電車で4時間。そこから車で50分。馬やうさぎ、羊に猫、そして犬も当たり前。ニワトリだって放し飼い。そんなMathiasの世界にようこそ。

「5月の11日から13日までMathiasのところに遊びに行ける?」

「いいよ。ちょうどエーランド島は、お前の好きなエリックホグランが昔住んでいたこともある島で、ちょうど今、俺の家を修理しているところだから来ればいいよ。そうそう家はジャパニーズスタイルなんだ。」

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 こんなメールのやりとりから始まった今回のエーランド島の旅。昔はファッションデザイナーだったこともあるMathiasは自分のことをあまりしゃべりたがらない。

 口を開けば共通の知人の話やヴィンテージ、そして夕飯何にしようか?って話ばかり。自らの職業を「HOME MAN」というようなお茶目な一面もありながら、一緒に回ったLoppis(蚤の市)では”目利き”の本領発揮。

 こんなものどうやって合わせるのか?といった品々までピックアップし、あたかも以前からそれがそこにあったようにディスプレイしていく。メールでも話題に出ていた修理中の家もLoppis(蚤の市)で日本円で25万円ほどで購入したそうだ。

 そんなモノの選び方や考え方の本質を知りたくて、モノを選ぶときの基準はあるのかと尋ねれば、「全体とのバランスかな。」と。インスピレーション受けてるモノとかはあるのかと尋ねれば、「特にないよ。」とそっけない。家の中に多くディスプレイされているスウェーデンのポスターアーティストSTURE JOHANNESSONの影響は少なからずあるようだけれど。

 目利きは音楽にもおよび車内で流すBGMもとても小粋だ。Simon & Garfunkelなどの有名どころのフォークソングもをおさえつつ、北欧の(スウェーデン)のニュー・フォークシンガーと言われているJosé Gonzálezなどの若手の楽曲もよく流す。そして家に到着しそうになると、急いでCDを替えElvis Presleyの「Welcome to my world」を流し、家路に着く。

 これが演出なのかどうかは聞かなかったけれど、Elvis Presleyの「Welcome to my world」を聞けば、いつだってエーランド島の景色を思い出すだろう。

 

Mathias Swingeとのストーリーが掲載されたa quiet day Season2はこちらから

 

Elisabeth Stray Pedersen 

Hurry slowly

オスロから南西に電車で30分行った所にあるDrammen。入江の近くに山がある光景はフィヨルドを思わせる。この地形を活かし、古くから造船業などが栄えていたこともあり、この辺一帯は、工場などが立ち並ぶ静かなエリア。

ノルウェーのファッションデザイナーのElisabethとは、はじめはオスロで会って話をしようとしていたけれど、思い切ってこの場所まで来て良かった。今、ノルウェーファッションを劇的に面白くしている彼女に話を聞いてみた。

- 自己紹介をお願いします。あなたはどんなことをしていますか?

Elisabeth Stray Pedersenです。ファッションデザイナーでノルウェーの南西部のDrammenで小さなステッチ工場のオーナーをしています。


- なぜファッションデザインを始めたのですか?

カタチを創り出して課題を解決することが好きなの。だから始めたのよ。


- Lillunnについて教えてください。

Lillunnは1953年にUnn Søiland Daleによって設立されました。彼女はDiorやGivenchyのためのニットなどすべてを作り、その後は有名なブランケットのコートを作りました。これは今でも工場で作っているわ。


- どうしてLillunnをリニューアルしたんですか?

illunnを引き継いだ時に、多くの人たちのためのブランケットコートを創ったりしているのをみて、多くの可能性があることに気がついたの。それから素材の可能性を探求することもね。これらのスピードをアップさせるために自分の名前を捩ったESPというブランドでもデザインを始めたの。

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- ファッションをデザインするのと、ブランドをプロデュースするのはどちらが好き?

断然、ファッションをデザインしている方がいいわ。創造的なプロセスは大きな目的を果たしたり、いい結果をもたらす限りは楽しいと思うの。だから、ビジネスプラン全体を組み合わせたりブランドを開発する場合、それは興味深いし、善意で何かをしようとすることはファッションをデザインすることと同じくらい大事。
それを楽しめていないなら、創造的なプロセスを楽しめていないということね。


- Lillunnをリニューアルする時に、何を変えたのですか?

Lillunnでは、コンテンツや商品を変えることではなくて、コンテキストを変えようとしているの。ゆっくり、でもいそいで。数十年親しまれたクラシックな感じのスタイルをキープしたいし。そうね、安定的なことはブランドのユニークな一部であると思っているわ。作っている場所も同じ工場で生産を続けているし、同じ技術、ファブリック、そして仕上げで作っているし。そこで月日を重ねて培われた経験もあるのでね。だから、デザインを変えたりそれらをどのように伝えていくかということだけ変えているわね。


- 「クラフト」ってどんなことだと思う?

職人さんが思いやりを持って手作りでデザインしたものだと思うわ。

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- どんなことからインスピレーションを受けてますか?

工場のアーカイブからインスピレーションを見つけるわ。受け継がれたファッションだけでなく日常生活の中で、人々がどんな服で個性を出して、リアクションしていくか、そんなことを見つけてコメントするのが好きなの。

 

- 暮らしを良くするアイデアを教えて。

暮らしをより良くするアイデアは、仕事とレジャー、活動と休息のバランスを取りながら、どのようにリソースを使って継続的に時間のマネジメントをするかでしょうね。また情熱を持って何かをすることで、周りの社会に向けていい方法で貢献しようとしているわ。

 

- いいコミュニケーションするためには何が必要?

いい会話にするために、質問をしますね。でも、多くの冗談や笑いも大好きですよ。常に深いことを話す必要はありません。ファッションの仕事をするときは必要ですけど。だって常に新しいアイデアで頭はいっぱいですからね。

 

- これからのプランを教えてください。

ノルウェーの生産をよりモダンにするために、2つのブランドを開発し続けることでしょうかね。そして、もっとローカルのテキスタイルプロデューサーやサプライヤーとコラボレーションすることね。

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Elisabeth Stray Pedersenのインタビューが掲載されているa quiet day Season4はこちらから

 

Sarah Oakman

Way of return to the nature

Oh Oakのプロダクトに出会ったのは、コペンハーゲンのインテリアショップFinderiだった。まばらに付けられた独特の釉薬の色合いはとても自然に感じられ、実際に使ってみると食材や飲み物の色とのコンビネーション、光の反射によるコントラストで陶器の印象に変化を起こした。感情に訴えかけるプロダクトを作る彼女のクラフトマンシップを探ってみたいと思う。

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- 陶芸をどうして始めることになったの?
陶芸を始めてからの13年間は人生の大きな部分を占めているわね。2004年、私はホルケホイスコーレに行き、陶芸を始めたの。そこで私に才能があると信じてくれて、とても影響を受けた先生に出会ったのよ。それが本格的な趣味として陶器を作り始めた動機だったわ。そして2012年に大きな一歩を踏み出すことになったの。Bornholm島にあるデンマークデザインスクールの陶芸学部に行き始めて、2016年の夏に卒業をしたわ。2015年には、今やっているOh Oakという陶器ブランドをスタートさせて最初のシリーズのNexøも作り始めたのよ。同時に卒業プロジェクトは、もっとアーティスティックな作品を作ったわ。卒業した後、もう既にいくつかのクライアントとリテーラーを抱えていたから、スムーズに学校生活から実生活に移り変わったわ。
 

- プロダクトの色合いが綺麗だね。どこからインスパイアされているの?
陶器の色と表情に、自然が一番インスピレーションを与えてくれるの。Bornholm島に住む多くの人が、ここの光について特別な何かがあると言うのよ。特に春と秋にね。太陽の光がどのように島の周りの海に反射されるのかと関係があるそうよ。ここの光は古くからアーティストに影響を与えていて、光の認識やプロセスがインスピレーションに大きな役割を果たしているはずね。色のコンビネーションは大きなインスピレーションの源で、全ての色を混ぜたり、色の組み合わせを調和させることは大事なの。


- プロダクトを作るのにどのくらい時間がかかるの?
陶器を一度に一つずつ作ることはないし、多くのプロセスを重ねるの。それにカップやボウルと、大きな彫刻を作るのとでは大きな違いがあるから、一概にどのくらいの時間とは言えないわね。一般に陶器作りはゆっくりとしたプロセスで多くの時間がかかるのよ。それは決してショートカットできないわ。機能的なテーブルウェアを作る私の仕事は、幅広いテストと実験で開発した釉薬がキーになるの。それは何時間も何時間もやるものよ。


- ものづくりやアートとクラフトについてあなたの考えを教えて。
テーブルウェアを作るのも、アートプロジェクトをやるのも私は同じくらい好きなのよ。両方の仕事の側面はそれぞれあるし、違った方法で刺激的よ。例えば大きな彫刻のプロジェクトは、機能的なキャンドルフォルダーFOAMを作ることに影響を与えたわ。だってアートワークをやるなんて最初に思ってもみなかったしね。

一般に、日々の生活で、人々に使われているテーブルウェアのイメージや使い勝手が、私を作ることへ突き動かすのよ。だからみんなに私のプロダクトを使って欲しいの。ただお店にディスプレイしてあったり、眺めるためじゃなくてね。

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- ルーティーンが多そうだけど、どう付き合っているの?
実際あまりルーティンワークを気にしていないわよ。ワークショップを毎日出るときに自分が作ったものを見ることが好き。一方で、ルーティンワークが後を引く恐れがあるのよ。新しいデザインやアートワークの開発にたどり着けなかったりするから両方の時間を持つことを認識しておく必要があるわね。
 

- あなたの仕事の難しさってどんなこと?
自営のデザイナーの視点とクラフツマンの視点になるチャレンジングな場面が多くあってね。私が、私自分自身のボスであることを愛しているし、自分自身で決めることができる力を持っているけど、それは難しいことでもあるのよ。時には一緒にビジネスを始めている人たちがとても羨ましくなるわ。だって、2人いれば何かを決める時に簡単でしょ。でもね、Oh Oakをもう一人の他の誰かと一緒に作り上げていくことをイメージできないわね。Oh Oakは私の大きな部分になっているから。


- どうやって一人であることの難しさを解決しているの?
幸いにも、Bornholm島には多くの同僚やクラフツマンの仲間たちが住んでいるから、自分の挑戦について話ができるの。Bornholm島はクリエイティブな精神と小さなスタートアップビジネスの“るつぼ”なので、会って話ができる大きなネットワークがあるわ。

そう、NEXØ CREATIVEというNEXØのクリエイティブコミュニティを設立したの。ここでは、様々なことについて議論したり小さなポップアップショップやマーケット、イベントなどを開催することをゴールにしているのよ。


- この先のプランを教えて。
多くのプランがあるわね!まず、デンマークと他の国々のリテーラーとコンタクトしていきたいと思うわ。アートとしては、もっと実験的な仕事をして様々なローカルやインターナショナルなエキシビジョンに出たいと思っているの。それと他の場所からインスピレーションを得て、自分の仕事に取り入れたいから、旅行にいきたいのよ。そうね。最初のプランは近い将来、家族と一緒に日本を訪れることかな!

It's important to me that my products touch your senses that they are interesting to touch and to hold. That they challenge you and give you an emotional experience, so you want to keep them.That is my way of giving back to the nature that has inspired me.

It's important to me that my products touch your senses that they are interesting to touch and to hold. That they challenge you and give you an emotional experience, so you want to keep them.That is my way of giving back to the nature that has inspired me.

 

Sarah Oakmanのインタビューが掲載されているa quiet day Season6はこちらから

 

Séamus Holohan

The Helsinki Distilling Company / co-founder

My spirit in "Spirits"

Séamusにどうしても会っておきたくて、強行日程でコペンハーゲンからヘルシンキに飛んだ。現地ヘルシンキの滞在時間わずか18時間。彼らが昨秋にオープンさせたTislaamo Distillery Barに到着するとフィンランドのデザインの巨匠Ilmari TapiovaaraのヴィンテージのDomus Chairが並んだ空間が広がる。

たまたま居合わせた彼の友人たちと、このBarの地下で作られた蒸留酒のカクテルで杯を交わすと、Séamusたちのスピリットの入ったカクテルと会話が合間って、とても濃厚な時間を過ごすことができた。

それはまるで、熟成されたを蒸留酒のように。

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- 自己紹介をお願いします。
Séamus Holohanです。The Helsinki Distilling Companyという蒸留会社の共同設立者でCEOです。私たちの蒸留酒を流通業者と協力して日本を含む国内外のマーケットに販売、プロモーションしていることを誇りに思っています。

- Séamusはアイルランド人だよね。フィンランドとの出会いはどんな感じだったの?
僕はまず、約20年前にフィンランドにショートトリップに来たんだ。その数年後にヘルシンキ出身の今の妻にフランスで出会ってね。で、妻を介して今一緒に蒸留所を経営している友人に出会ったんだ。その友達と一緒にウィスキーや他の蒸留酒を作ることを長年に渡り夢見ていてね。そして工場の建設と最初の製品の販売をするために家族と一緒にフィンランドに移住して来たって訳さ。

- THE HELSINKI DISTILLINGについて教えて。
The Helsinki Distilling Companyは、フィンランドの100年の歴史の中でヘルシンキで初めての蒸留会社なんだ。2013年に同社を設立して、工場での建築作業の後、2014年末に最初の蒸留酒が登場したんだ。きっかけは約12年前に尋ねられた「フィンランドのウィスキーはないのですか?」という簡単な質問への答えとしてでね。 ここ数年、フィンランドウィスキーは確かに出てきたけど、僕らのアイデアの種がまける準備ができたので、それで自分たちのウィスキーを作ることにしたんだ。僕たちはヘルシンキで独自のウィスキーを作り始めることを決めたんだ。
ウィスキーが成熟するのを待つ間に(今年の9月に最初のウィスキーが出来上がるんだ。)、Helsinki Dry GinとHelsingfors Fiskehamns Akvavitなどの他の蒸留酒を作って忙しくしているよ。この会社の目的は、都市ブランドのもとで、最高の蒸留酒を生産すること。ヘルシンキブランドは、ノルディックのシンプルさと、洗練さと質の高さをプロモーションできるよね。

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- THE HELSINKI DISTILLINGを始める前は何をしていたの?
The Helsinki Distilling Companyをはじめる前は、ITセキュリティーのビジネスをやっていて、北欧のアメリカ企業や日本企業と働いていたね。スウェーデンで自分のIT会社を設立したりもしていたし。もともとアイルランドとフランスでビジネスを学んでいて、その国際的なバックグラウンドは、今でも役立っているよ。

- どうしてジンを作ることを選んだの?
ジンは、世界中のルネッサンスを楽しめるかのごとく、様々な目的で使える素晴らしい蒸留酒なんだ。あと、エイジングを必要としないから、ウィスキーの熟成準備が整う前にジンを販売することができるようなる。だから、僕らはジンを使って、都市の蒸留酒ブランドを広めて、ウイスキーの販売にも役立つ販路を築いているんだ。そう同時に、フィンランドではリンゴンベリーなど地元産のベリーの成分を使って、素晴らしいジンを作ることができる環境でね。そんなHelsinki Dry Ginは2015年から販売されていて、その後、ベルリンのDestille Berlin Spirits Fairで「Spirit of the Year」をはじめ、いくつかの国際賞を受賞することができたよ。

- Tislaamo Distillery Barが出来たんだね。おめでとう。この Barはどんな役割なの?
僕らの蒸留酒のショーケースだから、そこに世界各地のバーテンダーやレストランのオーナーを連れていって、僕たちの蒸留酒を味わってもらい、その生産方法を学ぶことができるんだ。Barのスタッフはうちの蒸留酒を使うエキスパートだから、優れたカクテルなどのレシピをお客様と共有できるという側面を持っている。だから、バーから工場の蒸留所まで一帯のツアーをやったりしてね。訪問してくれた大部分の人たちは、ツアーの後にバーで素晴らしいカクテルを味わってみたいと思っているみたいなんだけど。

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- コミュニティーについては、どう感じていますか?
質問を正しく理解できていればいいけど、「コミュニティ」は、僕にとってメンバーの興味を惹くトピックや経験をシェアするインタラクティブなグループだと思うんだ。僕らの会社に当てはめて考えてみると、僕らは手作りで製品を作る小さな蒸留所のコミュニティの一員であるとわかるんだ。そして僕らのようなコミュニティーは多国籍企業では表せない、情熱や責任感をもたらすことができると思う。よく他の蒸留所から助けてもらうことがあるんだけど、製造方法の質問に答えることからトレードフェアに一緒に出店することなど、様々なことを助けてもらっているんだよね。

- いいコミュニケーションを取るためには、どんなことが必要だと思う?
僕はオープンで正直さが良いコミュニケーションのベースであると確信しているな。できる限りオープンにした戦略は、コミュニケーションがはっきりしていることにつながるし。もちろん、何かいうとしたら、そのオーディエンスにとって興味深いものでなければならないけど、一般的に人々は情熱をもって伝えられた話に興味があるんじゃない。正直なところ、情熱的な態度はいいコミュニケーションをリードしてくれるんじゃないかな。僕の意見ではね。

- どこからインスピレーションを得ていますか?
賞賛している起業家から多くのインスピレーションを得ているね。John Teelingというアイルランドの起業家から特に。彼の数多くの会社の話を聞くと、どのようにそれらを創り上げ、何かすることは何かの誇りになっていくということを思い出させてくれるんだ。また同時に、実際の製品の生産にそれが密接に繋がったり、その機会を得たりと非常に勇気付けられているよ。それらがどう作られているか正確に知っていることは、他の人に容易に伝えやすくなるしね。

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- 北欧のライフスタイルが世界から注目されているのはなんでだと思う?
北欧のライフスタイルは、物事をシンプルにし、メディアが溢れている時代のある種の「混乱」を減らそうとしていると思うね。これは特にミニマリズムが全面に出ている北欧デザインに特にいえることかな。さらには、品質は北欧の物の中に高い価値としてある。プロダクトの品質だけでなく、生活の質という面でも。北欧のコミュニティの感覚があるんだろうね。ユニークではないけれど、他の人が賞賛するものだろう。たぶんこれらは人気につながる要素の一つだね。

- 日々の暮らしをより良くするアイデアを教えて。
毎晩10分間、何に集中するのか物事を構造化したりして、次の日のことについて考える時間を取ることかな。

- 次のプランは何かありますか?
2017年は、まだ若い会社の僕たちにとって重要な年になると思うんだ。最初のウィスキーの出来上がるタイミングでもあるしね。だからとても楽しみなんだ。プランは今後数年でより強固なチームと販売の成長を遂げていくことかな。世界に向けて都市の蒸留酒のブランドとして市場に出していくことを続けようとしていて、数年後には「日本でビッグになった」と言えることを楽しみにしているよ。

 
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Séamus Holohanのインタビューが掲載されているa quiet day Season5はこちらから

 

クラフトのこころ

Bornholmと、色とカタチ

デンマークの首都コペンハーゲンから飛行機で30分ほどにあるBornholm島。ここでは今も多くのアーティストやクラフトマンたちが移り住み、この場所でモノづくりに没頭している。彼らが作り出すプロダクトは、人の心を惹きつける何かがある。その色やカタチはどこからアイデアが浮かんできたものなのか。

Bornholm島の南部Nexøに広がる岩の海岸でゆっくりと考えてみる。

クラフトマンたちがじっくりと物事を考えているように。

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 Bornholmという島の場所を知ったのは、北欧の旅を始めてから4年ぐらいたった頃。当時は、ただ場所を巡る旅に飽き始め、モノづくりやそれを作る人たちの思想や考え方に興味が芽生え、北欧ヴィンテージの買い付けを始めた頃と同時期だったように思う。それはひょんな出会いで、デンマークの首都コペンハーゲンのインテリアショップFinderiで美しい青の釉薬に木々などの自然をあしらった陶器の花瓶を手にとった瞬間から全てが始まった。自然をあしらうといっても、ある種のオマージュがかったものではなく、本来の自然をそのまま陶器に写生したような表情や色、質感を持っていたことも惹かれた理由の一つだった。

 花瓶の裏に書かれたSøholm / Bornholmというキーワードを頼りにSøholmという陶器の窯元や島のことを調べ始めると、この窯元は1835年から1996年に存在した窯元で、Bornholmという島では、Søholmの他にもMichael Andersen、Hjorthといったデンマークを代表する陶器の窯元が多く点在していた。

 この美しいカタチや色合い、そして質感がどこから来るのかを確かめるべく、デンマークとスウェーデンの間に位置する小さな島、Bornholm島に足を運び、実際に現地のクラフトマンやコレクターたち、そして現地のクラフトマンたちを束ねるArts &Crafts Borholm AssociationのチェアウーマンTimmi B. Kromann氏に話を聞いてみた。すると、みな口を揃えて「クラフトは自然からの賜物だ。」ということを教えてくれた。 それは、表現としてのインスピレーションの源という意味だけでなく、陶器を作るために必要な土のバリエーションが豊富なことや島の南北で異なる自然の表情全てにおいてということだった。実際に自分がその視点で自然の中を歩いてみると、針葉樹と広葉樹が共存する森の中で、陶器と同じようなテクスチャーの松ぼっくりや木の幹、そして海沿いを眺めれば、陶器の釉薬と同じ色合いを容易に見つけることができた。

 いいモノが多く残る1950年代から60年代のヴィンテージのクラフトマンたちに、そのクラフトのカタチや色合いに込めた想いを語ってもらうことは難しい。けれど、Bornholmから生まれたモノたちからは、それらを不思議と感じ取ることができる。これからもそれらを眺めながら、そのカタチに惹かれ、考え続けるのだろう。

 

こちらのコラムが掲載されているa quiet day Season6はこちらから

 

Fuglen

Nest of information

居心地の良さというのは一体どういうことなのだろうか。
目に入るインテリアが良く、美味しいコーヒーがある。
そして時には、それらを一緒に楽しむ仲間がいれば最高なのではないのか。
そういった場所には、その土地の事情通がおり、色々と相談に乗ってくれるはずだ。

それは、鳥にとっての巣のような場所なのかもしれない。
戻れる場所があることは、いいことだ。

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 カフェは昔から情報の宝庫だ。いくらインターネットが発達しているからといって、最新の生の情報は、いつだって人が集まる所に集ってくるもの。

 オスロでもそんな状況は同じで、日本にも店舗があるFuglenの本店では、オスロの街のランドマーク的存在となっている。コーヒー、ヴィンテージ家具、カクテルといったユニークな業態も世間での市民権を得て、様々な人たちが集まる拠点となっているよう。コーヒーを嗜んでくつろぐ人もいれば、下の写真の彼女のように、そこを自分のスモールオフィスの如く利用している人がいたりと様々だ。

 初めてのオスロだったので、どこに面白いスポットがあるのかわからない状態だったが、ここのバーテンダーに声をかけてみると、あれよあれよとオススメの場所を紹介してくれる。

 頼んだラテをそそくさと飲み干し、オスロの街に羽を伸ばしに出てみる。

 ノルウェー語で"鳥"という意味の「Fuglen」のように。

 

こちらのコラムが掲載されているa quiet day Season1はこちらから

 

Norwegian Rain

Let it rain!

「わー来てくれるんだ。個人的に会ってみたいな。でも、13日の金曜日の午後5時以降じゃないと都合がつかなそう。大丈夫かな?もしダメだったら、ごめんな。僕らのお店はKirkegata 20にあるから。ほぼセントラル。色々と話を聞くのが楽しみだ!Let it rain!」

 「雨が降るとみんな気分がブルーになるけれど、Norwegian Rainのレインウェアを着れば、そんな気分も晴れるだろうし、そうすればレインウェアも売れるでしょ!だから、Let it rain!」

メールの最後の署名のLet it rain!の意味を聞くと、ベルゲンのクラフトビールHansaを飲みながら陽気にその理由を教えてくれたのは、ノルウェー発のレインウェアブランドNorwegian RainのクリエイティブディレクターのAlexander Helle。

 テーラーでデザイナーそしてビジネスパートナーでもあるT-Michaelと、このNorwegian Rainのブランドアイデアを思いついたのが2007年。この時Alexanderは、イタリアのミラノで勉強をしていて、ヨーロッパでも降雨量の多いノルウェー第2の都市ベルゲンに帰った時のファッションについて考えていたそう。

「雨が降っても格好いい服を着たいという純粋な、でも強い想いが大きくなってきてね。」

ベルゲンに帰った彼は、ベルゲンでクラフトテーラーとして活躍していたT-Michaelと組んで”雨が降っても格好いい服”を形にしていった。

 「T-Michaelはとてもネガティブな男なんだよ。でも、俺がポジティブだからそれはいいバランスなのかもしれない。」と笑い、お気に入りのマディ・ウォーターズの曲をセレクトしながら、話題はインスピレーションの話に。

 「やっぱり、プロダクトの本質的な部分にフォーカスを当てるかな。服だったらクラシックや伝統的なディテールまで立ち返るね。昔のディテールはfunctional(機能的)だし、その90%は本質的なものだと思うよ。そこから現代風にアレンジしていく。もっとインスピレーションを受けたい時は、旅をするかな。動くとインスピレーションを受けやすくなるし。」

 店内に点在する古いヴィンテージの扇風機やビデオカメラ、額縁、さらには天井からマイクスタンドがぶら下がっている内装からも彼らが作りたい世界観の本質の部分が、グっと伝わってくる。

 「じゃあ次はベルゲンで会おう!」そう約束してAlexanderと別れ、表に出たところでLet it rain!と小さくつぶやいてみたが、やっと陽が陰りはじめたオスロの空には、しばらく雨はお預けのようだった。

 
 

Norwegian Rainとのストーリーを掲載しているa quiet day Season2はこちらから

 

NO NAME PARISH

名もなき教区/西山 正晴

「ここ、昔は酒屋だったんですよ。ほら、お店の看板の裏に当時の酒屋の看板が残っていたりしていてね。この窓枠も煙草を昔売っていた名残なんです。」

都立大学から柿の木坂を登った場所にあるNO NAME PARISH。ヨーロッパの趣を感じさせるレンガ造りの建物の中には、店主の西山さんとの偶然の繋がりから生まれ、日本にやって来た家具が所狭しとディスプレイされている。世の中、はじまる時はいつだって、突然にはじまるものなのだ。

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- 西山さんについて教えてください。
アパレルの業界に長く居たんですけど、40歳を機に会社を辞めて、ヴィンテージ家具を扱うショプを始めました。今はヴィンテージ家具だけでなく、ブランケットや日本の暮らしにあまり馴染みのないヴィンテージポスターなども扱っています。

- どうして前職のアパレルを辞めたのですか?
洋服は十分やったなというのもあり、ずっとインテリアに興味があって、休みの度にヨーロッパを回っていて、やっぱり衣食住の中で一番文化として日本が遅れているのは住文化。特にインテリアは遅れているなと。洋服は、むろんニューヨークやミラノやパリ、あと東京もフォーカスが当たっていて東京発信のものがパリやミラノのトレンドになっていますよね。若い人たちにも才能ある人達が出てきて、産業としてまだまだ伸びていけると思うんだけど、どうもインテリアの業界は古い体質で固まっているんじゃないかなと思ったんです。新しい取り組みや、新しいものも出てこないし、外のものを取り入れることがなかなか無いというのもあって、もっともっと自分が動いて紹介出来ることががあるんじゃないかとやる意義を感じて、インテリアに絞ってスタートしたという感じです。


 

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- お店のコンセプトを教えてください。
最近は明確なコンセプトを確立しなくてもいいのかもしれないと思っています。別にいろいろ変わったってよくて、お店の名前も「NO NAME PARISH」=「名もなき教区」にしたのは、やっぱり自分が好きなものをその時の気持ちで素直に取り入れたいからで、いろんな物をチョイスできることが個人でやっている醍醐味ですから。
貪欲にその時のインスピレーションでいいなと思ったらとりあえず、食い付いてみるようにしているので、それが、徐々に変化していったりお店が変わっていくこともお客さんにとって面白いのかもしれないと思っています。自分のフィルターを通してお客様にこれを紹介したら面白いなと思えることをやるっていうのがコンセプトでいいのかなと。なんかちょっとユルいですが。

- そうすると、お店も色々と変化があるんですね。
そうなんです。何か変化を起こそうとして失敗しても、チャレンジして変わり続けていくことで何か見えてくることもあるし、変われない自分っていうのが、やっぱり面白くないなって。お店としても変化がある方が面白いと思うし、意外性があるほうが楽しかったりするじゃないですか。期待通りの良さもありですけど、期待を超えるお店でありたいと思います。

 
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- 家具との出会いはどのようなことから始まりましたか?
最初に海外に行きはじめたのが、イギリスなんですね。何回も足を運んでいるうちに知合いが何人かできて「実はお店をやりたいんだよ。」という話をしていたら、その中のお店を持っている人が、実はディーラーもやっていたんです。彼の倉庫に連れて行ってもらったら「明日には、日本のバイヤーが来るから、その前にお前の好きなものを選べ。」と言われたんです。

「じゃあ、これ買うから。」と本当に買ってしまったんですね。そしたら、次にどうやって運ぶのかという問題が出てくる訳で。最初は知り合いのつてで運送会社に行ったんですけど、金額が高過ぎて、どうしようかなと考えていたところに、たまたま、行った現地のマーケットで、トラックに家具を乗せているおじさんを見つけたんです。

"このおじさんに集めてもらったらいいのかもしれない"と思い、自分が持っているモノをトラックの荷台に乗せて「すみません、これをロンドンまで運びたいです。」と英語で話しかけたら、「日本人ですか?」と日本語で返されたんです。その瞬間”はぁッ”と呆気にとられていたら、「私、日本語出来ます、奥さん日本人です。」って言われて。実はその方、日本の大学で英語講師をしていた時に日本人の奥さんと出会ったそうで、今はアンティーク家具の運送の仕事をしているとのこと。だから、どうしてもお店をやりたいから手伝ってくれと想いを伝えたら、その人が全部手伝ってくれることになって、そこから始まりました。

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- では、変えないことはなんですか?
変わり続けることを変えないですね。いいモノがあったらどんどん見せて売るっていうスタンスなので、そうすると、この前のモノよりさらに面白い商品が目の前に現れてきてくれるんです。モノもそうですし、コトもそうだと思うんですよね。仮に何か明確なお店のコンセプトを決めてそれに固執しちゃうと視野も広がらないし、新しいものが見えてこなくなっちゃうと思うんです。

- 普段どんなことからインスピレーションを受けますか?
やっぱり億劫がらずに、色々なものを観に行くことですかね。
家具やインテリア以外でも美術館、博物館、写真展でも、面白いなと思ったら、ちょっとでも時間を作って観に行くと、自分が今まで考えていたこととは違うことがみえてくるので。
うちの家内がよく「あれ観に行こう、これ観に行こう」というんですけど、僕は面白そうじゃないと思っても、実は行くと凄く良くて、ガン見してたりとか、逆に全然引っかからなくて5分で出てくることもあります。でも、億劫がらずに色んなものを吸収して自分の目で観て確かめるっていうのが、一番だなって思います。

 
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- 今、世界的にも「クラフト」という言葉が出回っていますが、西山さんが考える「クラフト」とはどんなコトやモノだと考えていますか?

高い技術や技能に基づいて、その人またはその集団でないと表現できない質の高い唯一無二のモノやコトだと思っています。また、時代を超えて継承されることで、様々な産業の維持・発展や、新たな産業を生み出す源にもなりえる存在かとも思います。

けれど、その生活を豊かにする力や作り手の思いが消費者に正しく伝わらなければ、簡単に消えてしまう存在でもあると思うんですね。だから、作り手が愛情をかけて生みだし、その思いを消費者が育てる文化が成り立つモノやコトこそ「クラフト」なのでしょうね。

僕が取り扱うヴィンテージ家具もまさに「クラフト」なので、その伝承者の一人でありたいと思います。

 
 

NO NAME PARISHのオーナー西山さんの最新のインタビューが掲載されている
a quiet day Season4はこちら

 

VEJRHØJ
Janus Aarup

Entrepreneur by CRAFT

アントレプレナー(起業家)が多いことで知られる北欧のデンマーク。デザインやクラフトで起業する人たちも数多くいる中、時計というプロダクトで起業しているVEJRHØJ(ヴェアホイ)のJanus Aarup。彼がなぜ時計に注目し始めたのか気になり、彼のオフィスも入居しているシェアオフィスへ。「これはある意味、ファミリービジネスなんだ。」そう語る彼のオフィスルームの中には彼の家族たちが手伝っていた。彼が時計を通して表現したいのは、生まれ故郷のVEJRHØJに流れる時間や家族と過ごす、こういった時間なのかもしれない。

 
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- VEJRHØJのコンセプトについて教えてください。
私たちはシンプルで独自のデザインで時計を創造することを目指しているんです。ナチュラルハードウッド、ステンレススチール、そしてノルディックデザインを組み合わせた、メインストリームの時計業界から際立った時計を作り出しています。私たちの会社、VEJRHØJは、私が子供時代に育った海の隣の森と高い丘の名前から付けたんです。

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 - VEJRHØJは日本とデンマークでクラウドファンディングが成功しましたね。どうして両国で人気だったのでしょうか?
デンマーク人と日本人はデザイン、素材、品質面で同じ好みを持っていると思います。たとえば、私たちはどちらもシンプルさの中に美しさを見つけ、どちらも自然のハードウッドで作られたオブジェクトを好むでしょうね。そしてまた、デンマーク人と日本人は、何か生産する際にショートカットされるようなことは好まないと思うんです。だから私たちはディテールを気にするんです。

- 様々なジャンルのデザインが世界中にあるのにどうして最初に時計のデザインだったのでしょうか?
私はデンマークの木工家具デザインとスチールウォッチについての修士論文を手掛けている時にVEJRHØJを始めました。木を使って時計をデザインするアイデアを持っていたんです。まずはじめに自分自身、友達や家族のために作りたいと思っていたんですが、このアイデアをビジネスに変えられるということに気付きました。

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- コンセプトはどこからインスピレーション受けたのですか?
私は森とデンマークの海の隣の田舎街で育ちました。それが私の好むシンプルで自然なデザインに影響を与えた可能性が高いです。Bo Bonfils(VEJRHØJのNauticシリーズのコレクションのデザイナー)は、海に関するものが好きなんです。 彼は熟練したボートのモデルをつくる建築家であり、コペンハーゲンの運河にある灯台船に16年間住んでいます。私たちのデザインの中に海に関するヒントがあることが分かるでしょうね。たとえば、シリンダーケースのデザインと古い船のナビゲーション機器からインスピレーションを得たコンパスのような独特のダイヤルを作成しました。

- 北欧やデンマークには有名な時計のブランドがありますよね。VEJRHØJの強みってどんなところですか?
主な強みは、私たちのデザインと、素材を組み合わせる手法ですね。同時に際立ったオリジナルデザインを作成することができ、木材をスチールと組み合わせる技術も持っています。また、若い会社と有名デザイナーが一緒にプロジェクトを起こしたというコンセプトが好きな人たちもいると思います。Bo Bonfilsが1970年代にGeorg Jensen(デンマークを代表するブランド)のために初めての時計を作った時、まだ私は生まれていませんでした。 今日では、世代の離れた経験豊富なデザイナーと若者がこのように協力し合っていることは稀なことなんです。

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- ビジネスを通じて何を伝えたいですか?
ソーシャルメディア上でのコミュニケーションにおいて、クリエイティビティ、シンプルさ、信頼性を組み合わせようとしています。 たとえば、Instagramフィードをスクロールしてみてください。ここでは、パーソナルなストーリーと、腕時計にフォーカスしたイメージや、人気のあるカルチャーへ冗談を交えた言及を見つけることができるでしょう。逆に、主流の時計業界は、ブランドが高価なジュエリー、高級車、有名人に関連して自社の名前とロゴを入れようとするというゲームに非常に巻き込まれがちなんです。

- 次のプランは何かありますか?
今のところ私たちは時計にフォーカスしています。将来的には新しい商品カテゴリに拡大する可能性がありますが。でも、何か優れたものができると信じられれば、それをするでしょうね。ちょうど今は、新コレクションの木とスチールを使った時計に取り組んでいます。もうすぐ日本で発売する予定です。

 
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- 人間が作り出した「時」を、時計は示していますよね。時間についてどう考えてますか?
時間の概念は、すべての人が理解しているものですよね。でも、私はこの時間の理解は、あなたがどの文化から来たのかということに、とても依存していると思います。デンマークでは、「hygge」に時間を費やしているでしょう。「hygge」は、あなたが仕事から休暇を取り、良い友達、家族、またはあなたのガールフレンド(ボーイフレンド)と一緒にリラックスしている時に、お互いに楽しんでいるということです。私は自宅では、特にボードゲームやテレビを見たり、ガールフレンドとのコーヒーや夕食を楽しんでいます。

 

VEJRHØJのJanusのインタビューが掲載されているa quiet day Season7はこちらから

VEJRHØJ(ヴェアホイ)の商品に関するお問い合わせ
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VEJRHØJ日本総代理店 / 株式会社LinKage

tel: 052-766-6805
mail: info@linkage1.co.jp
web: https://jp.vejrhoj.com/

 

TIVOLIのあかり

デンマークを旅していると、オレンジ色の「あかり」や光に遭遇することが非常に多い。夏は長く延びた夕陽の色。冬は手元に灯されたキャンドルだろうか。ここはデンマークの首都コペンハーゲン。その玄関口のコペンハーゲン中央駅の近くにあるチボリ公園はデンマークで一番有名な観光地といっても過言ではない。チボリ公園もご多分に漏れず、このオレンジ色をベースとした「あかり」が灯る。

ここに行けば、そのオレンジ色の「あかり」の意味が分かるのではないだろうか。

 
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 「何事をなすにも、古い方法でやらなければならない。さもなければ、人々は何も理解することはできない。しかしそれは同時に、新しくなければならない。人々が退屈してしまうからである。このことをよく理解した人々は、大衆の不変の要求を具体化してきた。その要求はきわめて困難なものであり、理にかなわないものであるかもしれないが、ことチボリに関していえば、不幸にして現在チボリが存在しえなかったとすれば、人々はチボリがいかに古く、かつ新しいかを理解してもらうことはできないだろう。

 チボリは城壁をあとにして、コペンハーゲンを脱却し、時代とともに新しくなっている。しかし、チボリとは、たとえオーケストラで奏でられる曲であっても、我々に伝わってくるのは、やはり古いメロディーなのである。」これは1918年に出版された「チボリ・ジュビリー・ブック」の冒頭の一節だ。

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 コペンハーゲン市庁広場のすぐ脇にデンマークを代表する童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの銅像がある。彼の視線の先には“TIVOLI”の文字が燦然と輝いている。コペンハーゲンという地名はデンマーク語で「商業の港」を意味し、古くは中継貿易の機能を持つ自由港として発展した反面、「北欧の遊び場」としても栄えた。この「遊び」の要素をふんだんに取り入れたのが、1843年8月15日にジョージ・クリステンセンによって開設された「チボリ公園」だ。「淋しくなったらチボリに行け」という合言葉が示すように、多くの木々、花々、噴水、そして音楽、劇場、変わった形の建物、イルミネーション、露店、花火などを駆使して、人々を現実から遊離させ、個人の意識をさらに内面へと向かわせる「遊びの空間」を演出してきた。

 その空間演出の中でも、こと「あかり」に関しては特別な想いがあるようだ。というのも初期の照明設計を担当したのは、デンマークを代表する照明ブランド、ルイスポールセンのPHランプを手掛けたポールヘニングセンなのだ。そしてこの世界的なPHランプの形状が生まれた背景も、このチボリにある。第二次世界大戦のナチス占領下の際に、上空からの空襲を避けるため、光線を下方向に向けて放射するデザインを施すなど工夫をこらした。こうしてチボリ特有の夕べの愉しい雰囲気や、夜明けまでの愉しみは守られたのだった。そしてここに来ると「占領下」ということを忘れてしまうほどだった。

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 今でもその「あかり」の演出は受け継がれており、ネオンや蛍光灯などは使われず、キャンドルのような自然の「あかり」を表現するために、着色白熱灯か14ボルトの電灯が直列に繋がった「チボリ電球」を使っている。つまりチボリ特有の遊びの空間を演出するには、明るさの強い電灯を数少なく使うよりも、明るさの弱い電灯を数多くつけた照明が必要なのだ。

 話を冒頭の一節に戻そう、今回このチボリという「遊びの空間」を新しいモダンデザインの一例として取り挙げたい訳ではない。また、古く伝統的なデザインへの憧れや郷愁からでもない。そこにあるのは、人が根源的に欲しており、基本的な行為でもある「遊び」という部分をどのようにデザインしていくのかということだ。デザインという言葉が本来の意味性を失いつつある現在。ひょっとするとこの「遊び」の中に、その忘れものを見つけることができるかもしれない。

 人々を楽しませてきた童話作家アンデルセンは、今のチボリや世の中をどう見ているのだろうか。そんなことを考え銅像に肩を寄せ、ふと考えてみる。

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「TIVOLIのあかり」のコラムが掲載されているa quiet day Season7はこちらから

 

All the Way to Paris

Our plan is to keep Exploring

All the Way to ParisのPetraとの出会いは、コペンハーゲンに滞在していたある日、知人のスウェーデン人デザイナーに「コペンハーゲンにある"All the Way to Paris"というデザインスタジオを知っているか?」と聞かれ、訪ねたのが最初のきっかけだった。

以来、僕がコペンハーゲンに戻ってきた時は互いに忙しい合間を縫って、ある時はコペンハーゲン、またある時は彼女の家があるスウェーデンのマルメで抹茶を嗜みながら会っている。そして会話を重ねる度に彼女のオープンマインドや考えの深さに驚かされる。

今日も、抹茶片手にいろんなことを聞いてみたい。

 
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- 自己紹介をお願いします。
コペンハーゲンをベースにした「All the Way to Paris」というデザインスタジオをデンマーク人のTanja Vibeと私、Petra Olsson Gendtで立ち上げたのよ。私はスウェーデン人だけどね。今は7人のデザイナーのいるチームよ。私たちはグラフィックデザイナーとしてスタートしたのだけど、長年にわたり新しい方向性に発展してきているわ。私たちは、小さいブランドから大きなブランドまでグラッフィックのアイデンティティを軸に、ブランド戦略や製品とテキスタイルのデザインなどをコンサルティングしているの。幅広いプロジェクトがあるから、私たちが出会う様々な仕事、企業、人々の多様性を尊重しているわ。私たちのデザインは人と人との関係性についてのことがたくさんあるわね。

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- デンマークやコペンハーゲンとあなたの関係はいつ頃から?
私はデンマーク王立美術院でビジュアルコミュニケーションを学んでいて、ここで後のビジネスパートナーになるTanjaと出会ったの。 最初は学校で一緒に働き始めて、それ以来、ずっと一緒なのよ。そうね。私はコペンハーゲンが大好きよ。デザインで仕事をするのにベストな都市の一つだと思っているわ。デンマークには、伝統的なプロフェッショナルデザインがあるからね。クライアントはデザインの重要性を十分に認識しているので、面白い部分に直接進むことができるの。クライアントを教育したり、説得したりする必要はないわね。だからクライアントはデザインの大切さによく気づくから、プロジェクトに対して、興味深く本質的な部分に直接入れるわね。変な”教育”や説得も必要としないのよ。


- デンマーク人ってどんな感じ?あとTanjaについても。
スウェーデン人とデンマーク人は素晴らしいコンビネーションだと思うわ!デンマーク人は直接的、率直で明るい態度で知られているわね。その一方で、スウェーデン人はより控えめで何か物事を考えることを良くするの。Tanjaはプロジェクトがスタートする時にすごい力を発揮するわ。色彩への驚くべき観察力や正しいデザインを見つけるのよ。

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- All the Way to Parisは、色々なプジェクトがあるよね!何に気をつけている?
全てのプロジェクトを注意深く行なう必要があるわね。私たちは仕事やプロジェクトにおいて自由なスピリットを失わないように細部に注意をしようとするの。それがいいバランスだと、デザインの特性としてもバランスが良くなるのよね。手でもデジタルでも作業をするの。これは最高のコンビネーションよ。あと色彩は私たちのプロジェクトでもとても重要で正しいものを見つけるためにたくさんの努力をするわね。

- リーダーシップについてはどう思う?
チームに最も重点を置いているわ。チームが創造的にも生産的にもマシーンのように動いている時を最も愛しているの。私たちは行くべき方向性と細部への強いセンスの組み合わせで、仲間たちに多くの責任を与えるリーダーシップがあるわ。

- インスピレーションはどこから得てる?
私たちのインスピレーションは常にデザインの世界の外からやってくるわね。私はデザインの世界に入る前にルンド大学で美術史や文学を学んでいたから、すべてのアートのカタチは、建築や別のカルチャーの美からインスピレーションを得ているでしょ。常に周りの世界が自分たちに影響を与え、インスピレーションを得ているといえるのではないでしょうか。

- ビジネスコミュニティについてはどう?
人間関係を信じて、いい化学反応が見つかる意味のあるものを追求するわね。だからコミュニティ全体ではなくて、人や個性に興味があるのよ。ここ数年、デンマークのデザインシーンはとても活気があるし、その中のシーンにいられることは素晴らしことよ。多くのデンマークのブランドと仕事をしているけれど、たとえ競争関係でも繋がりも絶やさないわ。

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Colours are important to us.

We put a lot of effort into finding the right ones.


- 良いコミュニケーションには何が必要?
いい話が必要ね。そしてもう一度、話したいことと、その手段の正しいバランスを見つける必要があるわ。時々微調整も必要だし、時にはまっすぐに進む必要もあるわ。それは全てクライアントやストーリー次第でしょうね。まあ、私たちの仕事の挑戦と興奮よね。

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- 日々のルーティーンはありますか?
朝6時15分に起きてお茶をつくり海辺をまっすぐ散歩するわね。そこで友人何人かと会って海に潜るのよ。暗くてとても冷たい冬の朝の海が大好きで、海から上がると気分は爽快よ。冬の朝は星がまだ上がっていますしね。陽の光がスカンジナビア半島に上がってくる季節になると海水が温まるにつれて、泳ぐことも出来るようになるわ。季節に寄り添ったルーティーンはとても自然に近いわ。
- 暮らしをより良くするアイデアはありますか?
時々休憩できるルーティーンはいいですよね。自分自身に親切に自分の好きなカップでお茶やコーヒーなどの美味しいものをサーブしてみてください。一生懸命、働いたときは、自分の身体と心に耳を傾けることも重要ですよ。私の考えでは仕事をしていない時、デザインはほとんど役割を果たさないと思うの。それが仕事やデザインのためのインスピレーションやコンテンツを集める方法なのよ!

- 北欧デザインについてどうでしょう。
一般的に北欧デザインにはシンプルさがありますね。伝統的に暮らしを楽にするためにデザインに焦点が当てられてきたのよ。その観点から物事がデザインされていて、それが世界中から注目されて、暮らしをシンプルにしているのだと思うわ。ノルディックスタイルは簡単にアクセスできるしデンマークのデザインブランドも最近世界と近づいてきましたよ。

- 最後に、次のプランはありますか?
計画は探し続けることね!新しく興味深い、もちろん異なるプロジェクトを見つけるわ。日本でも仕事の計画を持たなきゃ!

All the Way to ParisのPetraのインタビューが掲載されているa quiet day Season5はこちらから