JOSEPHINE
ILMI
JOHANSEN

WHAT IS VINTAGE?

デンマークの首都コペンハーゲンで目抜き通りの
ストロイエから一本裏道に入ったところにあるFinderiというインテリアショップ。
PR会社からキャリアチェンジしたオーナーJosephineとのエピソード
そしてヴィンテージとは何なのでしょうか?

デンマークの首都コペンハーゲンの観光地の目抜き通りストロイエから一本路地に入ったところに蔦の絡んだ建物にFinderi というインテリアショップがある。
ショップに近づくいていくと、ペットの犬と店主のJosephineが店前で雑誌を広げくつろいでいる。50 年代から60 年代のヴィンテージ品の陶器やガラス器を買付するために回っている旅だったが、そればかりみているのは、さすがにつまらないので、外から見てこれは新しいショップだと思い入ってみることにしてみた。


すると店内にはヴィンテージ品と思しき品々が。今まで見てきたフィンランドやスウェーデンのミッドセンチュリー期のヴィンテージ品に比べ、明るい色の陶器が多いことに気づかされる。陶器の他には、センスのいいラグの上にヴィンテージのソファチェアやグリーンの植物を綺麗にディスプレイして展示してあることに、ついつい見とれてしまった。すると外でくつろいでいた店主のJosephineが店内に入ってきたので、

「これは全てヴィンテージ品なの?」と聞いてみると「両方よ!」と教えてもらった。

彼女は、もともとPR会社に就職し働いていたが、無類のヴィンテージ好きで休みがあるとコペンハーゲンの街にあるアンティークショップや蚤の市を回るようになったそう。

「あまりにも好きすぎて、自分でお店を持つことになったのよ!それも3か月前に決まったの!ねえ。これってすごくエキサイティングでしょ?」そんなヴィンテージ好きのJosephineに勧めてもらったのが、Søholmのフラワーベース。マット部分としっかりと釉薬が施されている部分があり、様々な表情を見せてくれる一品。

 

Finderiはあまりにも空間が自然にコーディネートされていて、どれがヴィンテージ品でどれが新しいアーティストのモノなのか、とてもじゃないが区別がつかない。
北欧のヴィンテージはあくまで外から見た概念なだけで、そこには" ただモノとしていいモノ" という空気感しかなく1 点 1 点のモノがお互いを引き立てあっていている状況がある。そしてそこには境界線を感じさせない。

そう、だから本当はヴィンテージ品なんてないのかもしれない。
このフラワーベースはモノとしてもいいが、これらのストーリーが込められている。
そう簡単には手放すことは出来なさそうだ。

- 普段の仕事をする時にどんなことからインスピレーションを受ける?
良い質問だね。多分その答えの鍵になるのは「child home」にあると思うの。私の父親もアートやデンマークのデザインファーニチャーのコレクターでオークションに出していたりしたから、いつも家の中のインテリアがよく変わってたのを目にしていたのよ。あとはデザインミュージアムに行くことやホームスタイリストやデザイナーなどのinstagramをリサーチするわね。映画を観たり、クールなレストランに行くことも心がけているしね。そこでどんな風にデコレートしているのか、どんなインテリアの組み合わせをしているかに気をつけてる。
でもね、いくら色々なものを見てインスピレーションを受けていても、引っ越しなどで自分でインテリアをデコレートした時、どうしても子供の頃に経験した親のインテリアのチョイスと同じテイストなのよ。こんなことってある?

- いつからインテリアショップのオーナーになりたかったの?
高校生の時からかな。そのことを当時友達にいった時は、「冗談でしょ!?」って流されたけど、10年後に実際に実現しちゃったからね。でもその後に務めた広告会社にいたことを考えるとコーポレートマインドでは蚤の市のトレジャーハンティングで良いものを見つけられないと思うわ。

- プライベートのコレクションとFinderiのモノの違いはある?
プライベートのモノの方がもっと明るくてカラフルかも。アートもプライベートの方がたくさんディスプレイしているし。
ほら、今ちょうどキッチの棚をつくっているのよ。Finderiに置いているから、お客さんが時々「これはいくら?」なんて聞いてくるの。そんな時は「あーごめんなさい。もう売れちゃって。」って言っているのよ。私が買ったものなんだけどね。
Finderiのモノはもっとインダストリアルなデザインのインテリアが多いかな。黒いインテリアなんかも多いしね。

- 今後はどんなことをやっていこうと考えている?
そうね。Finderiに関しては新たにショールームなんかをやってみようと思っているのよ。ちょっと離れたØsterbroが良いかな。セントラルから離れているから賃料も安いしね。あとはオンラインショップね。それに今Finderiの他にエディターもやっているからこれを発展させてインテリアのコンサルティングもやってみたいと思ってるんだ。

 

Josephine Ilmi Johansenの最新のインタビューが掲載されているa quiet day Season4はこちら