Sarah Oakman

Way of return to the nature

Oh Oakのプロダクトに出会ったのは、コペンハーゲンのインテリアショップFinderiだった。まばらに付けられた独特の釉薬の色合いはとても自然に感じられ、実際に使ってみると食材や飲み物の色とのコンビネーション、光の反射によるコントラストで陶器の印象に変化を起こした。感情に訴えかけるプロダクトを作る彼女のクラフトマンシップを探ってみたいと思う。

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- 陶芸をどうして始めることになったの?
陶芸を始めてからの13年間は人生の大きな部分を占めているわね。2004年、私はホルケホイスコーレに行き、陶芸を始めたの。そこで私に才能があると信じてくれて、とても影響を受けた先生に出会ったのよ。それが本格的な趣味として陶器を作り始めた動機だったわ。そして2012年に大きな一歩を踏み出すことになったの。Bornholm島にあるデンマークデザインスクールの陶芸学部に行き始めて、2016年の夏に卒業をしたわ。2015年には、今やっているOh Oakという陶器ブランドをスタートさせて最初のシリーズのNexøも作り始めたのよ。同時に卒業プロジェクトは、もっとアーティスティックな作品を作ったわ。卒業した後、もう既にいくつかのクライアントとリテーラーを抱えていたから、スムーズに学校生活から実生活に移り変わったわ。
 

- プロダクトの色合いが綺麗だね。どこからインスパイアされているの?
陶器の色と表情に、自然が一番インスピレーションを与えてくれるの。Bornholm島に住む多くの人が、ここの光について特別な何かがあると言うのよ。特に春と秋にね。太陽の光がどのように島の周りの海に反射されるのかと関係があるそうよ。ここの光は古くからアーティストに影響を与えていて、光の認識やプロセスがインスピレーションに大きな役割を果たしているはずね。色のコンビネーションは大きなインスピレーションの源で、全ての色を混ぜたり、色の組み合わせを調和させることは大事なの。


- プロダクトを作るのにどのくらい時間がかかるの?
陶器を一度に一つずつ作ることはないし、多くのプロセスを重ねるの。それにカップやボウルと、大きな彫刻を作るのとでは大きな違いがあるから、一概にどのくらいの時間とは言えないわね。一般に陶器作りはゆっくりとしたプロセスで多くの時間がかかるのよ。それは決してショートカットできないわ。機能的なテーブルウェアを作る私の仕事は、幅広いテストと実験で開発した釉薬がキーになるの。それは何時間も何時間もやるものよ。


- ものづくりやアートとクラフトについてあなたの考えを教えて。
テーブルウェアを作るのも、アートプロジェクトをやるのも私は同じくらい好きなのよ。両方の仕事の側面はそれぞれあるし、違った方法で刺激的よ。例えば大きな彫刻のプロジェクトは、機能的なキャンドルフォルダーFOAMを作ることに影響を与えたわ。だってアートワークをやるなんて最初に思ってもみなかったしね。

一般に、日々の生活で、人々に使われているテーブルウェアのイメージや使い勝手が、私を作ることへ突き動かすのよ。だからみんなに私のプロダクトを使って欲しいの。ただお店にディスプレイしてあったり、眺めるためじゃなくてね。

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- ルーティーンが多そうだけど、どう付き合っているの?
実際あまりルーティンワークを気にしていないわよ。ワークショップを毎日出るときに自分が作ったものを見ることが好き。一方で、ルーティンワークが後を引く恐れがあるのよ。新しいデザインやアートワークの開発にたどり着けなかったりするから両方の時間を持つことを認識しておく必要があるわね。
 

- あなたの仕事の難しさってどんなこと?
自営のデザイナーの視点とクラフツマンの視点になるチャレンジングな場面が多くあってね。私が、私自分自身のボスであることを愛しているし、自分自身で決めることができる力を持っているけど、それは難しいことでもあるのよ。時には一緒にビジネスを始めている人たちがとても羨ましくなるわ。だって、2人いれば何かを決める時に簡単でしょ。でもね、Oh Oakをもう一人の他の誰かと一緒に作り上げていくことをイメージできないわね。Oh Oakは私の大きな部分になっているから。


- どうやって一人であることの難しさを解決しているの?
幸いにも、Bornholm島には多くの同僚やクラフツマンの仲間たちが住んでいるから、自分の挑戦について話ができるの。Bornholm島はクリエイティブな精神と小さなスタートアップビジネスの“るつぼ”なので、会って話ができる大きなネットワークがあるわ。

そう、NEXØ CREATIVEというNEXØのクリエイティブコミュニティを設立したの。ここでは、様々なことについて議論したり小さなポップアップショップやマーケット、イベントなどを開催することをゴールにしているのよ。


- この先のプランを教えて。
多くのプランがあるわね!まず、デンマークと他の国々のリテーラーとコンタクトしていきたいと思うわ。アートとしては、もっと実験的な仕事をして様々なローカルやインターナショナルなエキシビジョンに出たいと思っているの。それと他の場所からインスピレーションを得て、自分の仕事に取り入れたいから、旅行にいきたいのよ。そうね。最初のプランは近い将来、家族と一緒に日本を訪れることかな!

  It's important to me that my products touch your senses that they are interesting to touch and to hold. That they challenge you and give you an emotional experience, so you want to keep them.  That is my way of giving back to the nature that has inspired me.

It's important to me that my products touch your senses that they are interesting to touch and to hold. That they challenge you and give you an emotional experience, so you want to keep them.That is my way of giving back to the nature that has inspired me.

 

Sarah Oakmanのインタビューが掲載されているa quiet day Season6はこちらから